Information.TypeName メソッドとは何？わかりやすく解説 Weblio辞書

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Information.TypeName メソッド

変数に関するデータ型情報を含む String 値を返します。

名前空間: Microsoft.VisualBasic
アセンブリ: Microsoft.VisualBasic (microsoft.visualbasic.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Shared Function TypeName
 ( _
    VarName As Object _
) As String

Visual Basic (使用法)

Dim VarName As Object
Dim returnValue As String

returnValue = Information.TypeName(VarName)

public static string TypeName
 (
    Object VarName
)

C++

public:
static String^ TypeName (
    Object^ VarName
)

public static String TypeName (
    Object VarName
)

JScript

public static function TypeName
 (
    VarName : Object
) : String

パラメータ

VarName: 必須。Object 変数です。Option Strict が Off の場合、構造体以外の任意のデータ型の変数を渡すことができます。

戻り値
変数に関するデータ型情報を含む String 値を返します。

解説

詳細については、Visual Basic のトピック「TypeName 関数 (Visual Basic)」を参照してください。

次の表に、さまざまな内容の VarName に対して TypeName により返される String 値を示します。

VarName の内容	返される文字列
16 ビットの True 値型または False 値型	"Boolean"
8 ビットのバイナリ値型	"Byte"
16 ビットの文字値型	"Char"
64 ビットの日付と時刻の値型	"Date"
欠落したデータまたは存在しないデータを示す参照型	"DBNull"
128 ビットの固定小数点数値型	"Decimal"
64 ビットの浮動小数点数値型	"Double"
32 ビットの整数値型	"Integer"
非特殊オブジェクトを参照する参照型	"Object"
objectclass クラスから作成された特殊オブジェクトを参照する参照型	"objectclass"
64 ビットの整数値型	"Long"
オブジェクトが現在割り当てられていない参照型。	"Nothing"
8 ビットの符号付き整数値型	"SByte"
16 ビットの整数値型	"Short"
32 ビットの浮動小数点数値型	"Single"
16 ビットの文字から成る文字列を参照する参照型	"String"
32 ビットの符号なし整数値型	"UInteger"
64 ビットの符号なし整数値型	"ULong"
16 ビットの符号なし整数値型	"UShort"

VarName が配列の場合、この表に示した文字列に空のかっこを付加した文字列が返されます。たとえば、VarName が整数の配列を示している場合、TypeName は "Integer ()" を返します。

TypeName がクラスなどの参照型の名前を返す場合、修飾名ではなく名前だけが返されます。たとえば、VarName が System.Drawing.Printing.PaperSource クラスのオブジェクトを示している場合、TypeName は "PaperSource" を返します。変数が特定のクラス型として宣言されていても、オブジェクトが割り当てられていない場合には、TypeName は "Nothing" を返します。

使用例

TypeName 関数を使用して複数の変数に関するデータ型情報を返す例を次に示します。

Visual Basic

Dim testType As String
Dim strVar As String = "String
 for testing"
Dim decVar As Decimal
Dim intVar, arrayVar(5) As Integer
testType = TypeName(strVar)
' The preceding call returns "String".
testType = TypeName(decVar)
' The preceding call returns "Decimal".
testType = TypeName(intVar)
' The preceding call returns "Integer".
testType = TypeName(arrayVar)
' The preceding call returns "Integer()".