INIファイル
【英】INI file
INIファイルとは、主にWindows 3.1を中心とするWindows系OSで用いられる、ソフトウェアの設定に関する情報を保存するためのファイルのことである。「INI」は「初期化」や「デフォルト設定」を意味する英語「initialization」のことである。
INIファイルには、複数のセクションが設けられており、各セクションにエントリーとして、キーの名前、およびキーの値が記入される形式となっている。INIファイルは、単純なテキスト形式のファイルであるため、テキストファイルとして扱えば容易に編集することができる。
Windows 3.1に続いて登場したWindows 95では、INIファイルに代替する設定ファイルとしてレジストリが用意された。INIファイルを利用した場合、ユーザーやアプリケーションごとにINIファイルを設ける必要があるが、レジストリでは複数のユーザーやサービス、アプリケーションの情報を統括して管理することができる。また、レジストリの編集にはレジストリエディタと呼ばれる(普段は隠されている)特殊なプログラムを呼び出す必要があり、不用意に設定値をして変更してエラーを引き起こす危険性が抑えられている。
最近では、INIファイルやレジストリのような設定ファイルの形式として、XMLのファイル形式を採用したソフトウェアも登場している。
INIファイル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/09 05:01 UTC 版)
INIファイルは、ソフトウェアの設定などを記録するために用いられるファイル形式の一つ。構造の単純なテキストファイルであり、設定ファイルのフォーマットとしてよく使われている[1]。INIファイルは主にWindowsで使用するが、他のプラットフォームでも使われる[2]。 INIファイルという名前はこのファイルの一般的な拡張子「.INI」から来ている。INIとはinitialization(イニシャライゼーション)の略であり、その他にconfiguration(コンフィギュレーション)の略である「.CFG」や「.conf」、あるいは「.TXT」なども使われる。
- 1 INIファイルとは
- 2 INIファイルの概要
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