GC用としての開発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/02 07:50 UTC 版)
「マツダ・12A型エンジン」の記事における「GC用としての開発」の解説
富士GCのメインである2座席スポーツカーレースは、1973年からエンジン規定が排気量2,000ccに変更になった。ただし、REに関しては、レシプロ換算で2,500ccまでのエンジンでの参戦が認められた。(国際自動車連盟でのREの換算係数は、2.0)この条件下では、12A(573ccX2)での参戦が可能であった。一方 マツダは、12Aのスポーツキットでペリフェラルポートの市場供給を1973年から開始した。この流れを受けて、一部のプライベーターは、12Aを富士GCの2座席スポーツカーレースへの使用を行う。マツダの契約レーサーもプライベートチームから、富士GCに参戦することになった。しかしながら 排気量2,000cc規定では、BMWのM12/6の出力が275PS/9,000rpmで圧倒的に強く主流を占めていた。一方 12Aは、元来TS規定のスポーツキットであるので、ウエットサンプの状態で250PS/9,500rpmの出力にとどまり,戦闘力が低くユーザ数も伸び悩み、好成績を収めることができなかった。マツダは、富士GCの打開策として13Bの使用を訴え、それが認められて以後13Bでの開発に全力を傾注していく。
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