G7e (TⅡ/TⅢ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 14:51 UTC 版)
「G7 (魚雷)」の記事における「G7e (TⅡ/TⅢ)」の解説
G7eは蓄電池を用いた電気推進式魚雷であり、鉛蓄電池52個を使用し91V、92A/hの電力が供給され、蓄電池全長は3m、魚雷中央部に2列並行に並べられた。この魚雷の特徴はG7で発生した雷跡を出さないことで日中の攻撃などに使用されている。しかし、蓄電池の温度により大幅に射程が変わってしまうため、魚雷発射室内に於いて外部電源を用いて蓄電池室内を摂氏30度に保つための予熱作業が行われている。なお予熱作業を行うことにより60%の延伸が可能であった。本体重量711kg、超過禁止速度(TⅢ)は30ktに設定されていた他、FaT、LuT機構が組み込まれた物も生産されている。 T IIIa - 射程7,5km。FaT、LuT機構搭載型。 T IIIb - 特殊潜航艇用に軽量化されたもの。ネガー、マルダーで使用された。 T IIIc - 軽量化型。雷速8.5kt、射程4km。主に特殊潜航艇で使用された。 T IIId - ダックスフント(Dackel)本体を11mに大型化したもの。雷速9km、射程57km。LuT機構取り付け可能。 T IIIe - クロイツオター(Kreuzotter クサリヘビ)軽量化が行われた派生型。雷速20kt、射程7,5km。 T VI - 炸薬を300kgに増やしたTⅡ型改良型。LuT機構取り付け可能。 T X - シュピネ(Spinne 蜘蛛)TⅡを基に開発された有線式操舵魚雷。
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