FAA空港コード(3/4レターコード)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 08:46 UTC 版)
「空港コード」の記事における「FAA空港コード(3/4レターコード)」の解説
アメリカ連邦航空局 (FAA) が定めた3または4レターコード。 実際には空港コードに限るものではなく、航空に関わる様々な施設に与えられたLID (location identifier) である。 アメリカ国内の施設に限りコードがある。なお、プエルトリコ、グアム、米領サモアなどの海外領土にもあるが、在日米軍など在外米軍基地にはない。 主要な空港にはアルファベット3文字のコードが与えられる。多くはIATA空港コードと一致しているが、FAAコードは基本的に「N、W、Y、Z で始まる3文字コード」を使わないので、IATAコードがそれらで始まっていた場合の多くはFAAコードは異なる。また、ICAO空港コードの定めのないような小さな空港についてはFAA、IATA双方が独自に定めており、同じコードを使いながらも両者で違う空港(または都市)を示していることがほとんどである。その違いを認識せず混同して使用されることも多い。 FAA空港コードとIATA空港コードが異なる空港である一例。 AAA (FAA) :ローガン郡空港(en:Logan County Airport (Illinois)) – アメリカ合衆国イリノイ州リンカーン AAA (IATA) :アナア空港(en:Anaa Airport) - フランス領ポリネシア 原則として使用しない頭文字の理由は以下の通り: 「N」で始まる3文字コードは原則として海軍 (Navy) 基地に与えられている。これらは元々はFAAではなく海軍省が管理していた。 「W、Y、Z」で始まる3文字コードはカナダ運輸省がカナダの空港に与えており、アメリカの空港では使わない。ただし実際には、ごく少数の重複が起こっている(WMC(ウィネマッカ市営空港)など)。なお、カナダの空港コードは3文字に限らず2文字や4文字のものもある。 小さな飛行場(および空港・飛行場以外の施設)には数字/アルファベット混りの3文字コードが与えられる。私用の飛行場には数字/アルファベット混りの4文字コードが与えられる。
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