E93A (1938-49)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/01/04 17:51 UTC 版)
「フォード・プリフェクト」の記事における「E93A (1938-49)」の解説
フォード車として初めてデトロイト以外で開発されたモデルである。もっとも基本構造自体は、初期のEA39、7Yをわずかに改良した程度であり、前後とも横置きリーフスプリングと機械式ブレーキを装備した、戦前フォード流の保守的設計が継続されていた(この点では欧州のフォード社拠点でも、1939年型フォード・タウナスで小型車の油圧ブレーキ・流線型ボディ導入に踏み切ったドイツ・フォードに一歩遅れていた)。イギリス市場に特化してボア径と気筒数で規定されるというイギリス独特の馬力税において有利なロングストローク(63.5 x 92.5 mm)・1172ccのサイドバルブ4気筒エンジンを搭載、頑丈さとシンプルさによる耐久性が長所であった。6V電源のバッテリーがスターターモーターを回せないほど電圧低下した場合、クランクハンドルでもエンジン始動ができるようになっていた。 なお、第二次世界大戦中の1941年から1945年にかけては、軍需生産のためプリフェクトを含む一般向け乗用車の生産が中断されている。
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