DirectX 11のリリースとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > DirectX 11のリリースの意味・解説 

DirectX 11のリリース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/06 11:56 UTC 版)

Microsoft DirectX」の記事における「DirectX 11のリリース」の解説

2009年Windows 7同時にDirectX 11リリースされた。DirectX 11のうち、GPGPUのために導入されAPIであるDirectComputeについては、当初DirectX 11シェーダーモデル5.0世代ハードウェアのみに対して提供される予定だったが、2008年11月開催されハードウェア技術者向け国際会議「WinHEC 2008」にて「DirectX 10世代ハードウェアでもサポートする」との発表があった。最終的にDirectX 10.xシェーダーモデル4.x)世代GPUでも、DirectX 11 API通してDirectCompute利用できるようになった。なおWindows Vista SP2およびWindows Server 2008 SP2向けのプラットフォーム更新プログラムKB971644には、DirectX 11バックポート含まれている。 DirectX 11.0のリリース後Windows 8/8.1向けにそのマイナーアップデート版としてDirectX 11.1/11.2がリリースされた。Windows SDK 7.1およびDirectX SDK June 2010までは、Windows SDKDirectX SDKとが別々に提供されてきたが、Windows SDK 8.0ではDirectX SDK統合された。つまり、DirectX 11.1/11.2の開発環境は、Windows SDK 8.0/8.1に統合されることになったVisual Studio 2012/2013には、それぞれWindows SDK 8.0/8.1がバンドルされている。なお、Windows SDK 8.0以降では後述するようにいくつかの補助ライブラリ廃止されているものの、DirectX 9/10/11のコアライブラリ含まれているため、Windows XP/Vista/7向けのDirectXアプリケーション開発することも可能である。しかし、Windows SDK 8.0/8.1に同梱されているXAudio2 (v2.8) はWindows 8以降でしか利用できないため、旧OS上で利用可能XAudio2 (v2.7以前) を利用するアプリケーション開発する場合は旧DirectX SDK別途必要となる。 2013年3月に、Windows 7 SP1およびWindows Server 2008 R2 SP1向けのプラットフォーム更新プログラムKB2670838がリリースされた。この更新プログラムには、DirectX 11.1バックポート含まれている。なお、KB2670838の副作用として旧DirectX SDK付属するグラフィックス分析ツールPIX for Windows動作しなくなる。DirectX 11.1インストールされた環境では、代わりにVisual Studio 2012以降統合されているGraphics Diagnosticsを使う必要があるが、Windows 7上で一部機能利用できない

※この「DirectX 11のリリース」の解説は、「Microsoft DirectX」の解説の一部です。
「DirectX 11のリリース」を含む「Microsoft DirectX」の記事については、「Microsoft DirectX」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「DirectX 11のリリース」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「DirectX 11のリリース」の関連用語

DirectX 11のリリースのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



DirectX 11のリリースのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのMicrosoft DirectX (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS