DateTime.FromOADate メソッド

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

DateTime.FromOADate メソッド

指定した OLE オートメーション日付と等しい DateTime を返します。

名前空間: System
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Shared Function FromOADate
 ( _
    d As Double _
) As DateTime

Visual Basic (使用法)

Dim d As Double
Dim returnValue As DateTime

returnValue = DateTime.FromOADate(d)

C#

public static DateTime FromOADate (
    double d
)

C++

public:
static DateTime FromOADate (
    double d
)

J#

public static DateTime FromOADate (
    double d
)

JScript

public static function FromOADate
 (
    d : double
) : DateTime

パラメータ

d

OLE オートメーション日付値。

戻り値
d と同じ日付と時刻を表す DateTime。

例外

例外の種類	条件
ArgumentException	日付が、無効な OLE オートメーション日付値です。

解説

d パラメータは、基準日 (1899 年 12 月 30 日 午前 0:00) を起点とした日数で日付を表す倍精度浮動小数点数です。d の符号部と整数部により、1899 年 12 月 30 日を基準とした日数の差が、正または負の値としてエンコードされます。また、d の小数部が示す絶対値により、午前 0:00 を基準とした時刻の差がエンコードされます。d は、- 657435.0 から 2958466.0 の範囲内の値である必要があります。

このようなエンコード方法のため、1899 年 12 月 30 日における任意の時刻を表す場合には、2 とおりの表現方法が考えられます。たとえば、-0.5 および 0.5 は、どちらも 1899 年 12 月 30 日の正午を意味します。この場合、基準日からのずれがプラスであっても、マイナスであっても、基準日そのものは変化しません。つまり、同じ基準日のなかで半日前後させたとしても、時刻は正午になります。

OLE オートメーションの詳細については、ToOADate のトピックおよび http://msdn.microsoft.com/library/ja の『MSDN オンライン ライブラリ』を参照してください。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1、1.0
.NET Compact Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
DateTime 構造体
DateTime メンバ
System 名前空間
ToOADate