DOS版、Windows版、1.0の違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/22 15:18 UTC 版)
「M.U.G.E.N」の記事における「DOS版、Windows版、1.0の違い」の解説
Elecbyteから正式にWindows版『M.U.G.E.N 1.0』(以下、1.0)がリリースされる以前に、インターネット上のM.U.G.E.Nを扱うサイトなどで広く公開されていた旧版のWindows版『M.U.G.E.N』は、かつてElecbyteから公開されていた『WINMUGEN 20414』を改造し、登録可能キャラクター数の無制限化や、初期状態から全てのゲームモードを選択可能にするなどの変更を施したものであり、後述するように非公式のものであった。これについては当時のElecbyteのM.U.G.E.N利用規約に違反する点があるが後述のライセンス関係などから黙認されているようである。 Windows版は機能的にDOS版を遥かに上回っている。しかし機能拡張に伴う、エラーチェックの厳密化により、互換性が失われたデータも多い。またWindows版は、DOS版に比べ若干負荷が高く、快適に動作させるには一定のスペックが必要となる。1.0はいずれもWindows版を上回るが、ファイル仕様が大幅に変わったものがあるが、キャラクターだけは互換モードが搭載されているので暫定的に互換性を保っている。 DOS版はキャラクターの色に最大256色しか使えず、BGMに利用できる形式もMP3、MIDI、MODに限る。これに対しWindows版は、256色以上のカラーへの対応がなされると共に、BGMの対応形式もプラグインにより拡張可能になっている。1.0ではBGMのループが可能になった代わりに、効果音の調整はやや制約がかかっている。 DOS版ではフルスクリーンでしか使用できないが、Windows版以降はウィンドウでのプレイが可能となった。しかし、その為にフルスクリーン化はDirectX8.0以上が必須となり、コンフィグファイルでVideo Winモードを高画質対応に設定し、キャラデータのキャッシュ読み込みをオンにするなどの設定をしなければならず、多少手順が多くなっている。
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