DM1x (DM-1xCC)
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「HP-10Cシリーズ」の記事における「DM1x (DM-1xCC)」の解説
DM1x(DM-1xCC)シリーズは、SwissMicros GmbHが2012年より製造販売しているHP-10Cシリーズの本質的な機能を再現したクローン電卓である。すなわち、DM10(DM-10CC)、DM11(DM-11CC)、DM12(DM-12CC)、DM15(DM-15CC)及びDM16(DM-16CC)の機能は、それぞれHP-10C、HP-11C、HP-12C、HP-15C及びHP-16Cと同様である。大きさはクレジットカードサイズに凝縮されており、キータッチはオリジナルのHP-10Cシリーズに劣るがコンパクトさでは優る。クロックの初期値は48MHzであるが12MHzに変更することが可能であり、処理速度とバッテリーのランニング時間のどちらを優先するかを選択することができる。 また、筐体を大きくしHP-10Cシリーズの大きさに近づけた電卓、DM11L、DM12L、DM15L及びDM16Lを2015年より販売開始した。 DM-1xシリーズは同じハードウェアを使用しており、キーボードとファームウェアが異なっている。インターフェースとしてUSBミニ端子が用意されており、接続したパソコンを通してファームウェアを更新することが可能となっている。 DM15(DM-15CC)には利用可能なレジスタ数を増加させたM80及びM1Bというファームウェアが用意されている(標準のファームウェアはMC0)。これら DM-15 M80 及び DM-15 M1B の機能はレジスタ数とプログラム行数を除いてDM-15と同様である。なお、C0、80、1Bという16進数は、レジスタを構成するメモリの開始位置のアドレスである。尚、利用可能なレジスタ数を増加させたファームウェアは、行列の大きさについて、8行8列までという制限がある。
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