HP-16C
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 00:34 UTC 版)
「HP-10Cシリーズ」の記事における「HP-16C」の解説
HP-16C はコンピュータプログラマ向けの電卓で、デバッグ作業の補助のために設計された。数値を16進法、10進法、8進法、2進法で表示でき、それぞれを相互に変換できる。長い2進数を表示するためディスプレイが左右にスクロール表示できるようになっている。プログラマの用途を考慮し、ビット幅を1ビットから64ビットに設定でき、バイナリ計算は符号無し・1の補数・2の補数を指定できる。これにより、目的のコンピュータをエミュレートできる。数値関数もプログラマ向けに特化しており、右/左シフト、マスキング、論理演算もできる。 販売面では成功したとは言えず、同様の電卓は他社からも登場しなかった。しかし、その希少性からか eBay では高値で取引されている。
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