DESQview の衰退
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/07 15:46 UTC 版)
「DESQview」の記事における「DESQview の衰退」の解説
DESQview はGUIではない。Quarterdeck はその機能を使うためのソフトウェア開発用のライブラリとユーティリティを提供したが、これは広く使われることはなかった。DESQview の真骨頂は修正なしで既存のプログラムを同時に実行できる点であり、開発ツールのコストの問題もあって、ソフトウェア業者にとっては DESQview 専用の製品を開発するのは有利な選択肢ではなかった。 マイクロソフトは、メモリ管理機能とマルチタスク機能が強化された Windows 3.0 をリリースした。DESQview の方が高速で小さく、安定していたが、Windows の方が安価でグラフィック機能をサポートしていた。マイクロソフトは ISV に圧力をかけて Windows の GUI を使ったソフトウェアを製品化させ、ハードウェア販売業者には Windows を同梱させた。このため、ISV は Windows 上のアプリケーションを開発せざるを得なくなった。このようなマイクロソフトの圧力は、アメリカでの反トラスト法違反の訴訟へと発展した。その裁判の過程で、マイクロソフトがハードウェア販売業者からライセンス料としてPCが1台売れる毎に料金を徴収していたことが判明している(そのPCにマイクロソフトのOSがインストールされているか否かは問わない)。 QEMM の衰退は、1990年にリリースされたデジタルリサーチの DR-DOS 5.0 にメモリ管理機能が同梱されたことに始まった。これに追随するため、マイクロソフトは MS-DOS 5.0 に EMM386 を含めた(EMM386 は、従来、Windows にのみ含まれていたメモリ管理機能)。QEMM は徐々に売れなくなっていった。1994年8月、3四半期連続で赤字を計上した後、Quarterdeck は従業員の25%を解雇し、CEO である Terry Myers も退職した。 DESQview から他のプラットフォーム(Windows 3.x や OS/2)へユーザが流れると、サードパーティが DESQview API をエミュレートするプログラムを開発している(Windows 向けとしては TAKE、OS/2 向けとしては OS/2SPEED などがある)。
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