ConflictOptions 列挙体
アセンブリ: System.Web (system.web.dll 内)

Public Enumeration ConflictOptions

メンバ名 | 説明 | |
---|---|---|
CompareAllValues | データ ソース コントロールにより、Update メソッドおよび Delete メソッドの oldValues コレクションを使用して、データが他のプロセスによって変更されたかどうかが判断されます。 | |
OverwriteChanges | データ ソース コントロールにより、データ行内のすべての値がその行自体の値で上書きされます。 |

同時実行制御は、複数のクライアントが同じデータにアクセスし操作しようとした場合に、データ ストアがデータの読み取り方法や変更方法を制御するための手法です。たとえば、あるクライアントがデータを読み込んでユーザーに表示し、別のクライアントが同じデータを読み込んで別のユーザーにそれを表示します。両方のユーザーがそのデータを更新してデータ ストレージに送信すると、2 つのクライアントが同一のデータに対し異なる値を更新することになるので、予期しない結果が生じる場合があります。これは競合と見なされます。
ASP.NET データ ソース コントロールに定義する ConflictDetection プロパティは、基になるデータ ストレージでオプティミスティック同時実行が使用され、削除または更新のいずれかの操作が実行された場合に、基になるデータ ストレージで発生したデータの競合をコントロールがどのようにして処理するかを決定するために使用します。
既定では、ConflictDetection プロパティは OverwriteChanges に設定されています。つまり、データ ソース コントロールによってデータが行から最初に読み取られた後、その行が更新されるまでの間にそのデータ行に対して加えられたすべての変更が、データ ソース コントロールによって上書きされます。主キーを使用して更新または削除されるデータ行の位置が特定されますが、それ以外のデータの比較は行われません。一方、データ ソース コントロールが CompareAllValues オプションを使用するように設定されていると、データ ソース コントロールから Update メソッドおよび Delete メソッドの oldValues コレクションに最初のデータが渡されるので、最初の値とデータ ストレージに存在する現在の値が一致する場合に限ってデータを更新または削除するロジックを記述できます。一致する値は、読み取られた後も変更されていない値であることを表します。

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


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