BlueTrack
別名:BlueTrackテクノロジ,Microsoft BlueTrack テクノロジ
【英】Microsoft BlueTrack Technology
BlueTrackとは、マウスのトラッキング技術のうち、センサーの光源に青色LED(発光ダイオード)を採用した技術のことである。Microsoftが開発した。
BlueTrackで利用される青色の光は、赤色などの光色に比べて波長が短い。そのため、反射光が拡散する度合いが大きく、高コントラストの像が得やすくなっている。また、光を照射する角度とCMOSイメージセンサーへの入射角度を最適化し、光線の照射面積を従来のレーザーの4倍程度まで広く取ることで、よりコントラストの高い像を読み取ることができる。

BlueTrackは、オプティカルマウス(光学式マウス)とレーザーマウスのそれぞれの長所が採り入れられた技術とされる。従来のマウスでは利用困難であったカーペットや、木材、石材などの上でも、BlueTrackでは精確なトラッキングができる。
BlueTrackの技術は、2008年10月31日に発表されたワイヤレスマウス「Microsoft Explorer Mouse」、「Microsoft Explorer Mini Mouse」で初めて搭載された。その後、Microsoftのハイエンドクラスのマウス製品を中心として、有線・無線を問わず多くの製品に採用されている。
参照リンク
Microsoft Blue Track 特集ページ
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BlueTrack
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/19 07:58 UTC 版)
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BlueTrack(ブルートラック)とはマウスのトラッキング技術の一つである。マイクロソフトによって発表された。
概説
BlueTrackはマウスのセンサーの光源として青色LEDを使用する技術のことである。従来の光学式マウスに利用されていた赤色LED光から青色LEDにすることにより、光の波長が短くなったことで高精度の画像を得ることが出来るようになった。さらにセンサーの適正化をすることにより光学式マウスと比べて正確さといろいろな素材の上で使用できる汎用性を実現し、従来はレーザーマウスしか利用できなかった「模様のない素材」や「大理石」などの上でも反応するようになった。また波長が短くなったとはいえ反射光を利用したマウスであるためリフトオフ・ディスタンスは従来の光学式マウスとさほど変わらず、同じく高精度といわれているレーザーマウスと比べるとリフトオフ・ディスタンスの距離が小さい。
これらの点から一般的に光学式マウスとレーザーマウスの良いところを合わせた技術といわれているが、実際にはレーザーマウスで反応してもBlueTrackで反応しない場所やその逆の例がある[1]ため一概にそうとは言い切れない。
発売当初はマイクロソフトのみにしか搭載されていなかったが、現在では多くのサプライメーカーによって販売されている。ただし「BlueTrack Technology」はマイクロソフトの登録商標である[2]ため、「BlueLED」など他の名称が使われている。
従来のマウスとの相違点
ブルートラックは従来のマウスと比べて様々な利点がある。またその反面、欠点も多少存在する。
利点:
- 様々な素材上で使用できる。
- ほこり等には反応しない。
欠点:
- ラインナップが少ない。
- 2012年現在では他の技術が用いられている製品より多少値段が高い傾向にある。
外部リンク
引用・脚注
- ^ “マイクロソフトのBlueTrack搭載マウスを試す”. PC Watch. (2008年10月31日) 2012年5月31日閲覧。
- ^ “BLUETRACK TECHNOLOGY - Reviews & Brand Information”. Trademakia. 2012年5月31日閲覧。
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