アルファタウリ・AT02とは? わかりやすく解説

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アルファタウリ・AT02

(AlphaTauri AT02 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/19 06:35 UTC 版)

アルファタウリ・AT02
カテゴリー F1
コンストラクター アルファタウリ
デザイナー
先代 アルファタウリ・AT01
後継 アルファタウリ・AT03
主要諸元
エンジン ホンダ RA621H 1.6L V6ターボ
タイヤ ピレリ
主要成績
チーム スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
ドライバー 角田裕毅
ピエール・ガスリー
出走時期 2021年
通算獲得ポイント 112
初戦 2021年バーレーンGP
出走優勝表彰台ポールFラップ
200101
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アルファタウリ・AT02 (AlphaTauri AT02) は、スクーデリア・アルファタウリ2021年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カーである。

概要

2021年シーズン

ドライバーはピエール・ガスリーF2から昇格した角田裕毅のラインナップで迎える。F1に日本人ドライバーが参戦するのは2014年小林可夢偉以来となる。

バーレーンで行われたプレシーズンテストでは、角田がルーキーでありながら全体で2番目に速いラップタイムを記録し、日本のみならず海外メディアからも注目を浴びた。その好調ぶりそのままに開幕戦のバーレーングランプリでは、13位スタートから元ワールドチャンピオンのベッテルアロンソをオーバーテイクする見事な走りを見せ、デビュー戦で9位入賞を果たした。だが、その後は経験不足故のスピンやクラッシュが目立つようになり、いくつかのレースで入賞は果たすもののレース結果ではガスリーの後塵を拝していた。最終戦のアブダビグランプリでは自己最高となる4位入賞を果たし、ガスリーを上回る結果でシーズンを締め括り、シーズン全体では32ポイント獲得、ランキングは14位となった。

ガスリーは開幕戦ではリタイアに終わったものの、第5戦モナコグランプリではハミルトンを抑えての6位、第6戦アゼルバイジャングランプリでは上位勢のリタイアやそれによるSC・赤旗の幸運に助けられたものの3位表彰台を獲得、第11戦ハンガリーグランプリではファステストラップを記録、第20戦カタールグランプリでは予選2位(決勝は11位)といくつものレースで存在感を見せた。結局22戦中15戦入賞とエースドライバーらしい安定感を見せ、132ポイントを獲得し、ランキングは9位となった。チームとしては前年より1つ順位を上げ6位を獲得した。

スペック

シャシー

  • シャシー名: AT02
  • モノコック: スクーデリア・アルファタウリ製コンポジットモノコック
  • トランスミッション: レッドブル・テクノロジー製(カーボンコンポジット・メインケース、縦置き、油圧式8速)
  • フロントサスペンション: スクーデリア・アルファタウリ製カーボンコンポジットウィッシュボーン、ブッシュロッド、トラックロッド&アップライト レッドブル・テクノロジー製サスペンションロッカー、トーション、タンバー
  • リアサスペンション: レッドブル・テクノロジー製カーボンコンポジットウィッシュボーン、プルロッド式インボードトーションバー&タンバー
  • ブレーキ:スクーデリア・アルファタウリ製
  • クラッチ:油圧式カーボンマルチプレート
  • タイヤ:ピレリ

パワーユニット

記録

key

No. ドライバー BHR
EMI
POR
ESP
MON
AZE
FRA
STY
AUT
GBR
HUN
BEL
NED
ITA
RUS
TUR
USA
MXC
SÃO
QAT
SAU
ABU
ドライバーズ
ポイント
ポイント ランキング
2021年 22 角田 9 12 15 Ret 16 7 13 10 12 10 6 15 Ret DNS 17 14 9 Ret 15 13 14 4 32 142 6位
10 ガスリー Ret 7 10 10 6 3 7 Ret 9 11 5 6 4 Ret 13 6 Ret 4 7 11 6 5 110

脚注




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