グラズノフ【Aleksandr Konstantinovich Glazunov】
グラズノフ
ロシアの作曲家。サンクト・ペテルブルグに生まれる。14歳の時にバラキレフの紹介でリムスキー=コルサコフに師事し、年齢差を超えた師弟の友情は終生続く。
全9曲の交響曲のうち、第1番は16歳の作。バラキレフの指揮による初演で、作曲者の早熟の才能に惹かれた資本家ベリャーエフは、パトロンに転身。グラズノフの作品を出版し、旅行先のワイマールではリストに引き合わせる。グラズノフは「ベリャーエフ・グループ」(ベリャーエフのもとに集まった音楽家たち)の中心的な存在となる。
87年にボロディンが急逝し、《イーゴリ公》などの遺稿をリムスキー=コルサコフと補筆・完成。88年には指揮者としてデビューし、翌年のパリ万博では自作の《交響曲第2番》を指揮。90年代に交響曲(第3番~第6番)、バレエ《ライモンダ》と《四季》、室内楽曲を次々と発表する。
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