友達光電
英語:AU Optronics、AUO
台湾の液晶パネルのメーカー。1996年に設立されたAcerのグループ企業である達碁科(Acer Display Technology)が母体となり、2001年に聯友光電(Unipac Optoelectronics Corporation)と合併して友達光電となった。
友達光電は韓国のサムスン電子、LG電子と共に、液晶パネル製造の世界最大手企業とされる。また、TFT液晶ディスプレイのメーカーとしては初めてニューヨーク証券取引所に上場した企業であると言われている。
2003年に、富士通と友達光電が液晶ディスプレイ分野での提携を行っている。2012年4月にはソニーが友達光電との提携に向けて交渉を進めていることが明らかになったと報道されている。
関連サイト:
急成長する台湾液晶ディスプレイ産業 - 独立行政法人経済産業研究所
AU Optronics
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/08 09:45 UTC 版)
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種類 | 公開会社 |
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市場情報 | TWSE: 2409 |
略称 | 友達、友達光電、AUO |
本社所在地 | ![]() 新竹市東区科学工業園区力行二路1号 |
業種 | 電気機器 |
事業内容 | 液晶パネルの製造 |
代表者 | 代表取締役兼CEO 彭双浪 |
売上高 | 3076億3000万NTD(2018年) |
従業員数 | 40,000人 |
外部リンク | https://auo.com/ |
AUO Corporation | |
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各種表記 | |
繁体字: | 友達光電 |
拼音: | Yŏudá Guāngdiàn |
英文: | AUO Corporation |

AUO Corporation(中: 友達光電股份有限公司、AUO)は、BenQグループの液晶パネル製造会社。本社は台湾・新竹市新竹サイエンスパーク。
概要
明基電通(BenQ)とともに明基友達集団(BenQグループ)の中核会社であり、2019年現在で40,000人の社員を抱える。
かつて奇美電子(Chimei、2010年にInnoluxに買収)、廣輝電子(Quanta Display、2006年にAUOに買収)、中華映管(CPT、2019年に破綻)、瀚宇彩晶(HannStar)とともに「面板五虎」と呼ばれ、1990年代後半まで日本勢が独占していた液晶のシェアを韓国勢(サムスンとLG)に続いて上回った台湾液晶産業の雄である。
液晶(LCD)パネルについては、2001年に日本のシャープ(2001年度に世界4位)・日立(5位)・NEC(6位以下の「その他」、2000年度は世界6位)・ディスプレイテクノロジー株式会社(6位以下の「その他」、2000年度は世界4位)・その他の日本メーカーを抜いて世界3位の液晶会社となった。2001年から2008年までサムスンとLGに次ぐ世界3位をキープしていたが、2009年に同じ台湾の群創光電にシェアが抜かれて4位になった。2010年代後半より天馬やBOEなど中国勢の液晶シェアが拡大しているが、AUOは依然として液晶大手メーカーの一つであり、テレビなどのモニター向けと車載向けを中心に、4K・UHDなどに強みを持つ。
2019年現在のLCDパネルのシェアはBOE(18%)、LGエレクトロニクス(17%)・群創光電(14%)・サムスン電子(12%)に次ぐ世界第5位(11%)。
ソーラーパネルの流通ネットワークは、25以上もの異なる国々で 96以上の販売業者と卸業者を抱えている。[1]
2010年代後半より各社が生産している有機EL(OLED)パネルについては、製造能力はあるものの大規模投資からは距離を置いており、2013年よりスマートウォッチやVR(台湾HTC社のVIVE)向けを少量生産している。しかし2019年現在、液晶の値崩れに伴って業績が悪化しており、次世代ディスプレイの投資で出遅れたAUOは現行世代のOLED製造方式である蒸着方式(第6世代)をスキップし、次世代のOLED製造方式であるインクジェット印刷方式(第4.5世代)の製造装置(東京エレクトロン製)を2019年に導入。同時にOLEDの対抗馬となるミニLEDの研究を進めている。
沿革
エイサー社傘下で達碁科技(Acer Display Technology)が1996年8月に設立された。これがAUOの前身企業となる。
2000年9月に台湾証券取引所に上場。2001年に聯友光電(Unipac Optoelectronics)と合併し、合併後の名称を友達光電(AU Optronics)とした[2]。
2003年に富士通ディスプレイテクノロジーズ株式会社(2005年にシャープに譲渡)に資本参加[3]。
2006年にクアンタ傘下の広輝電子(Quanta Display)を買収し規模を拡大[4]。
主な生産工場
- 桃園華亜科学園区工場 (台湾桃園市亀山区華亜)第3.5世代、第5世代
- 龍潭渇望園区工場 (台湾桃園市龍潭区渇望)第4世代、第5世代
- 龍潭科技園区工場 (台湾桃園龍潭区龍科)第6世代
- 新竹科学工業園区工場 (台湾新竹市)第3.5世代
- 中部科学工業園区工場 (台湾台中市后里区)第5世代、第6世代、第7.5世代、第8、第8.5世代
脚注
- ^ http://jp.enfsolar.com/directory/panel/6424/au-optronics
- ^ AUOについて [1]
- ^ 液晶ディスプレイ分野で台湾AUO社と提携
- ^ 友達が広輝を吸収合併、LPLを猛追[2]
関連項目
外部リンク
「AU Optronics」の例文・使い方・用例・文例
固有名詞の分類
コンピュータ周辺機器企業 |
ハギワラシスコム エスケイネット AU Optronics ZALMAN オムロン |
台湾の電気機器メーカー |
鴻海精密工業 コンパル・エレクトロニクス AU Optronics エリートグループコンピューター・システムズ 東元電機 |
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