ATM Adaptation Layerとは? わかりやすく解説

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ATM 適合層

(ATM Adaptation Layer から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/09/15 03:08 UTC 版)

ATM 適合層 (ATM Adaptation Layer : AAL) とは非同期転送モード(Asynchronous Transfer Mode : ATM) と上位層の適合のために OSI 参照モデルデータリンク層に設けられている副層である。 ATM の規格を示していると言ってもよい。 現在4つの規格が存在する。

目次

規格

AAL1

コネクション型・固定ビットレート。テレビ電話など大容量の動画の通信向けの規格。ペイロードのうち1オクテットをセルの送信順序の制御用に用いるため、実データは47オクテットとなる。構内 LAN で用いられている。

AAL2

コネクション型・可変ビットレート。低速音声符号向けの規格。 セルの組み立て及び復元によるジッタ(遅延の揺らぎ)の影響を減らすため、複数のトラフィックを1つのセルに多重化するとともに、セルが一杯になる前に送出することを許容する。

AAL3/4

コネクションレス型・固定ビットレート。データ通信用向けの規格。本来コネクション型として AAL3、コネクションレス型として AAL4 が提案されたが、コネクション設定を上位層に移すことによって AAL3 と AAL4 は統合された。ペイロードのうち4オクテットを上位層 PDU 情報に用いるため、実データは44オクテットとなる。

AAL5

コネクションレス型・可変ビットレート。AAL3/4 を簡略化した規格。上位層の位置検出機能を最終部のみとすることでペイロードを全て実データに用いることができる。広域 LAN として Ethernet over ATM や IP over ATM や PPPoA (Point-to-Point Protocol over ATM) で広く用いられている。


「ATM adaptation layer」の例文・使い方・用例・文例

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