アテルイ
アテルイ
アテルイとは、平安時代にいわゆる蝦夷をとりまとめていたとされる伝説的人物の名であり、国立天文台が岩手県奥州市水沢市のキャンパスに構築した天体シミュレーション用のスパコンの名称である。
国立天文台が運用するスパコン「アテルイ」は2013年に構築され、翌2014年にシステムのアップグレードが実施された。いわゆるスカラ型スパコンで、システムの構築はクレイが行った。アップグレード後の演算処理性能は1ペタフロップス(PFLOPS)に達した。ノード数は1060である。
2018年6月にはアテルイの後継システムに位置づけられる「アテルイII」の運用が開始された。アテルイIIの演算処理性能は3ペタフロップスに達し、先代のアテルイでは実現できなかった精密なシミュレーションも可能になるという。
ちなみに人物としてのアテルイは奥州で朝廷の軍勢と戦いを繰り広げたと伝えられており、岩手県と縁のある人物である。
参照リンク
大規模並列コンピュータCray XC30「アテルイ」 - 国立天文台(NAO)
- ATERUIのページへのリンク