9x18mmマカロフ弾
(9x18mm PM から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/23 02:18 UTC 版)
9x18mm マカロフ弾 | ||||||||
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鋼鉄製薬莢のフルメタルジャケット弾
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種類 | 拳銃弾 | |||||||
原開発国 | ![]() |
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特徴 | ||||||||
弾丸径 | 9.27 mm (0.365 in) | |||||||
首径 | 9.91 mm (0.390 in) | |||||||
底面径 | 9.95 mm (0.392 in) | |||||||
リム径 | 9.95 mm (0.392 in) | |||||||
リム厚 | 1.00 mm (0.039 in) | |||||||
薬莢長 | 18.10 mm (0.713 in) | |||||||
全長 | 25.00 mm (0.984 in) | |||||||
ライフリング | 240.00 (1 in 9.45 in) | |||||||
弾丸性能 | ||||||||
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算出時の銃砲身の長さ: 97 mm 出典: C.I.P.[1] |
9x18mm マカロフ弾(別名: 9x18mm PM など、ロシア語: 9×18 мм ПМ)はソビエト連邦で開発された拳銃・短機関銃用の弾薬である。旧東側諸国において7.62x25mmトカレフ弾後継の拳銃弾として広く使用されており、西側諸国の9x19mmパラベラム弾に相当する地位を占めている。
概要
第二次世界大戦中にドイツが開発した9mmウルトラ弾(9×18mm)の資料を鹵獲したソビエト軍が、その資料を基に開発した弾薬であるとされる。9mmウルトラ弾は、ストレートブローバック方式の自動拳銃に使用可能でありながら.380ACP(9×17mm)弾よりも高威力になるよう開発された弾薬で、第二次大戦中にはドイツ軍では採用されなかったが、戦後の西ドイツ警察の一部では9mmポリス弾の名称で採用された。
9mmマカロフ弾は、他国の9mm弾と比べて弾丸直径が9.220mmとやや大きい(例えば9mmパラベラム弾は9.017mmである)。弾丸の運動エネルギーや弾道特性は、9mmパラベラム弾よりも.380ACP弾に近い。
マカロフ弾の発射圧について米国SAAMI(銃器・弾薬メーカーの協会)の公式仕様はないが、実験では140MPa (20,000psi) 程度と計測されている。これは9mmパラベラム弾の240MPa (35,00psi) という数字に比べかなり低い。それゆえに発射時のエネルギーでは劣っているが、ストレートブローバック方式の銃でも使用可能で、ショートリコイル等の閉鎖機構を要するパラベラム弾より銃器の設計を単純化できる利点がある。
別名
- 9mm マカロフ
- 9x18mm
- 9x18mm PM
- 9mm マック (Mak)
使用銃器
- 拳銃
- 短機関銃
- OTs-02 (ソビエト)
- PP-90 (ロシア)
- PP-91 ケダール (ロシア)
- PP-93 (ロシア)
- OTs-33 (ロシア)
- PP-19 ビゾン (ロシア)
- PM-63 RAK (ポーランド)
- ラドムPM-84 (ポーランド)
- シプカ(ブルガリア)
- Vz.65 スコーピオン (チェコスロバキア)
脚注
関連項目
「9x18mm PM」の例文・使い方・用例・文例
- PM理論に基づいて、リーダーを育成する
- SPMという,大気中に浮遊する粒子状物質
- DPMという,大都市の中心部で運行する自動運転の軌道交通機関
- DPMという,自動運転の軌道交通機関用の車両
- 直径2.5ミクロン以下の微小粒子状物質,PM2.5の値が通常そこではとても高い。
- 旧正月の前夜には,PM2.5の値がペキンのいくつかの場所で1立方メートル当たり1000マイクログラムを超えた。
- この人工衛星は,世界中の天気予報の(精度)向上を目的とする多国籍計画「全球降水観測(GPM)ミッション」の主衛星である。
- この衛星は,宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した二周波降水レーダと,米国の航空宇宙局(NASA)が開発したGPMマイクロ波放射計が装備されている。
- GPMミッションで,この新しい衛星は他の衛星と協力して世界の雨と雪に関するデータを収集する。
- GPMのデータによって,地球上の水循環のメカニズムへの理解が深まると期待されている。
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