暴力団による使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 03:40 UTC 版)
近年マカロフは日本国内での銃犯罪に使用される頻度が高まっている。2001年には日本の警察による押収量がそれまで主流だったTT-33(あるいはその中国版の54式手槍)を抜いて1位となった。暴力団では、暴発のリスクが高く、また、貫通力も高すぎて市街地での使用に適さないトカレフ型を廃してマカロフ型に切り替える傾向が進んでおり、前橋スナック銃乱射事件・町田市立てこもり事件など、マカロフが使用される犯罪も増加している。暴力団関係者の間ではマカロフ型拳銃に赤星という通称が付けられている。日本国内で流通するマカロフは、ロシアン・マフィアによって北方ルートから密輸されるロシア本国製のほか、蛇頭などによって中国ルートから密輸される北朝鮮製[要出典]や中国製のものがある。特に中国製のものは59式と呼ばれており、オリジナルと同様の9x18mmマカロフ弾のほか、西側で一般的な.380ACP弾のモデルも製造されているが、日本国内に密輸入されるものは、ほとんどが9mmマカロフ弾仕様である。2002年には蛇頭が密入国者を運搬するために使用していたトラックからロシア製、中国製のマカロフが押収されている。トカレフ型は大半が中国製だったが、中国における59式の製造・配備が少数だったこともあり、マカロフ型はロシア製のものが大半を占めている。警察白書によると、平成12年以降[いつ?]ロシア製拳銃の押収量が急増しているという[要出典]。
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