8mmフィルム使用ムービーカメラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/11 05:35 UTC 版)
「アルコ写真工業」の記事における「8mmフィルム使用ムービーカメラ」の解説
規格は全て16mm幅のフィルムを使用するダブル8。 アルコエイト(1956年10月製造開始、発売) - 国産8mmカメラとしてはシネマックス、エルモ8Aに続いて3番目で、国産初の3本ターレットとシャッター開角度機構を備えた意欲作であった。特にシャッター開角度機構は難しく、映画会社にミッチェルを見せてもらって参考にしたが、これはシャッター開角度機構で有名なボレックスですら小型機には1958年まで採用していなかった。Dマウント。ファインダーは単なる枠式。製品記号は「K-802」。 アルコエイトK(1957年5月製造開始、発売) - アルコエイトのファインダーをズーム式にしたものだがターレットと連動はしていない。3本ターレット、Dマウント。製品記号は「K-802K」。 アルコエイトS - アルコエイトKをシングルレンズとした普及版。 アルコテクニカ(1958年2月製造開始、1958年2月発売) - 64コマ/秒を備え、逆回転可能、露出計内蔵、レンズターレット回転でファインダーも自動的に切り替わる。付属レンズもF1.4となった超高級機。3本ターレット、Dマウント。製品記号は「K-803」。 アルコエイト804(1958年10月製造開始、発売) - ファインダーを簡略化した普及機という位置づけではあるが、ターレット外周のギアでファインダー外周のギアを駆動している点ではベル&ハウエルのフィルモ70DRと似ているが、これはズーム式の上パララックスも補正する。3本ターレット、Dマウント。製品記号は「K-804」。 アルコスーパーメカニカCR-8(1959年6月製造開始、発売) - アルコテクニカをさらにグレードアップし自動逆転装置を装備したモデル。3本ターレット、Dマウント。製品記号は「K-803B」。 アルコCH-8トリオマット(1959年9月製造開始、発売) - 当時の大量生産による低価格化の趨勢に従い高機能ながら安価になったモデル。アルコテクニカベースに見えるが実際にはアルコエイト804ベース。F1.4レンズが使用できるよう拡大された3本ターレット、Dマウント。製品記号は「K-804B」。 アルコズームS(1960年8月発売) - アルコCH-8トリオマットのボディーに7群10枚。11.5-33mmF1.8の手動ズームレンズを装着し一眼レフカメラとしたモデル。製品記号は「K-SV3K」。
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