86年型機甲師団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/19 20:53 UTC 版)
いわゆる86年型師団(Division 86)である。これは、アメリカ陸軍が1980年代初頭より採択した新しい戦闘教義であるエア・ランド・バトル・ドクトリンに対応して編制された。欧州正面において、ソ連陸軍の突進を阻止することを主眼としており、非常な重装備部隊である。 また、現代のアメリカ陸軍においては、歩兵師団の名称がついていても戦車の保有量が多いため、実質は機械化歩兵師団となっている(湾岸戦争時におけるアメリカ機甲師団は6個戦車大隊・4個機械化歩兵大隊で構成、機械化歩兵師団は5個戦車大隊・5個機械化歩兵大隊で構成され、差異は少ない)。 エア・ランド・バトル・ドクトリンは、アクティブ・ディフェンスを発展させて策定されたものであり、師団編制においては、航空部隊の旅団への格上げと、師団砲兵としてMLRSが配備されたことが大きな変化である。これらの部隊は、湾岸戦争にも投入された。 機甲師団(20,000名) 3個旅団司令部 6個戦車大隊 4個機械化歩兵大隊 1個師団砲兵旅団 目標捕捉中隊 砲兵大隊(M109 155mm自走榴弾砲) 多連装ロケット発射機(MLRS) 航空旅団 戦闘支援航空大隊 騎兵大隊 機甲騎兵中隊 航空騎兵中隊 攻撃ヘリ大隊 師団支援コマンド 3個前方支援大隊 支援大隊 ヘリ整備中隊 防空砲兵大隊(チャパラル自走SAM×24両+M163対空自走砲×24両) 工兵大隊 通信大隊 軍事情報大隊 化学防護中隊 憲兵中隊
※この「86年型機甲師団」の解説は、「機甲師団」の解説の一部です。
「86年型機甲師団」を含む「機甲師団」の記事については、「機甲師団」の概要を参照ください。
86年型機甲師団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 04:34 UTC 版)
詳細は「機甲師団#86年型機甲師団」を参照 いわゆる86年型師団(Division 86)である。これは、アメリカ陸軍が1980年代初頭より採択した新しい戦闘教義であるエア・ランド・バトル・ドクトリンに対応して編制された。欧州正面において、ソ連陸軍の突進を阻止することを主眼としており、非常な重装備部隊である。 機甲師団(20,000名)- 3個旅団司令部+6個戦車大隊+4個機械化歩兵大隊+1個師団砲兵旅団(目標捕捉中隊+M109 155mm自走榴弾砲大隊+MLRS)+航空旅団(戦闘支援航空大隊+騎兵大隊(機甲騎兵中隊+航空騎兵中隊)+攻撃ヘリ大隊)+師団支援コマンド(3個前方支援大隊+支援大隊+ヘリ整備中隊)+防空砲兵大隊(チャパラル自走SAM×24両+M163対空自走砲×24両)+工兵大隊+通信大隊+軍事情報大隊+化学防護中隊+憲兵中隊
※この「86年型機甲師団」の解説は、「師団」の解説の一部です。
「86年型機甲師団」を含む「師団」の記事については、「師団」の概要を参照ください。
- 86年型機甲師団のページへのリンク