750kgフォーミュラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/31 04:35 UTC 版)
「アウトウニオン・レーシングカー」の記事における「750kgフォーミュラ」の解説
1932年10月にパリの国際スポーツ委員会は「自動車の総重量はオイル、水、タイヤ抜きで最高750kg」というレーシングカーの新しい規定を定めた。これに興味を持ったフェルディナント・ポルシェは独自に設計を始め、カーレス、ローゼンベルガー、そして当時設計部長であったカール・ラーベらと討議して進め、1932年11月15日には算定書ができあがった。その中にはシリンダー角45度、ボアφ68mm×ストローク75mmで4,358cc、圧縮比7.0、最高回転数4,500rpmのV型16気筒エンジンを搭載し最高速度294km/hというデータがあり、これは後のアウトウニオン・レーシングカーと極めて正確に一致している。このレーシングカーを作り出すためにポルシェから独立し自らレース参加までできる前提で高性能車製作有限会社(Hochleistungsfahrzeugbau GmbH:HFB)が設立された。
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