750F1ラグナセカ ( Laguna seca )
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 06:35 UTC 版)
「ドゥカティ・F1シリーズ」の記事における「750F1ラグナセカ ( Laguna seca )」の解説
1987年6月に発売された。200台だけ販売された限定車第2弾。 この車種名は当時ドゥカティのレーシングライダーであったマルコ・ルッキネリが1986年にレースで優勝したサーキットに由来しており、その証として燃料タンクの上面にはルッキネリのサインをコピーしたステッカーが貼られていた。 エンジンは通常版の750F1(3型)を基にして、モンジュイと同じカムシャフトを組み込み、最大出力95 PSを発揮するが、モンジュイで採用されていた軽量フライホイールやアルミ製クラッチハブは採用されていない。また、穴開け加工されたクラッチカバーを採用する。吸気にはモンジュイと同様の40 mm口径のデロルト製キャブレターを採用するが、排気はサイレンチウム製排圧可変タイプへ変更されている。 モンジュイと同様にアルミ製角断面スイングアームだが、リアショックの自由長がモンジュイに比べて長くなっており、スイングアーム側の取り付け位置が変更されている。ホイールとタイヤはモンジュイと違い、通常版と同じデザインのアルミホイールに、前輪が130/60-16、後輪が160/60-16というサイズでラジアルタイヤを履かせている。ブレーキはモンジュイと同仕様ながら、リアディスクローター径のみ270 mmに変更された。またリアフェンダーがタイヤを覆うようなエアロタイプになる。通常版の3型と同様に鉄鋼製燃料タンクを採用するため、モンジュイほど軽量化されておらず車両乾燥重量は160 kg。
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