603Fの沿革
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「近鉄600系電車 (3代)」の記事における「603Fの沿革」の解説
2016年4月に廃車された603Fは、2015年時点で在庫する600系列では、旧仕様の内装デザインで残された唯一かつ最後の編成であった。 この編成は増結用先頭車であった種車のク1951とモ1658が1966年に落成して後に固定編成化され、1993年11月に養老線に転属して以降、車体塗装を除けば内装には特に手を加えられず、約23年もの間運用され続けていたが、養老線車両の新型ATS化に伴う運用離脱による代走が主な理由となって、2013年頃から予備車扱いとされていた。 他編成が順次B更新工事が行われる中で603FのB更新は施工されることなく、603Fを除いた全車両の新型ATS化工事が完了した2016年になって引退が決定され、同年4月2日の「D03さよなら臨時列車」を最後に定期運用を終了し、同年4月6日から7日にかけて塩浜検修車庫に回送された後に同年4月8日付で車籍抹消の上で廃車となり、1600系・1800系時代から通算して約50年の活躍に幕を下ろした。なお、廃車後に発生したKD-101形台車は611Fの台車更新に転用されている。
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