スクリャービン(スクリアビン):6つの前奏曲
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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スクリャービン(スクリアビン):6つの前奏曲 | 6 Preludes Op.13 | 作曲年: 1895年 出版年: 1897年 初版出版地/出版社: Belaïev |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例 | |
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1 | ハ長調 C dur | 2分30秒 | No Image |
2 | イ短調 a moll | 1分00秒 | No Image |
3 | ト長調 G dur | 1分00秒 | No Image |
4 | ホ短調 e moll | 1分30秒 | No Image |
5 | ニ長調 D dur | 1分00秒 | No Image |
6 | ロ短調 h moll | 2分00秒 | No Image |
作品解説
《24の前奏曲 作品11》と共に1897年に出版された数々の前奏曲集の1つ。23歳の時にモスクワで作曲された。
第1曲目 ハ長調 4分の3拍子 マエストーソ
コラールを想起させるような荘厳なつくりとなっている。1度に響く音域が広く、オルガンを想起させるテクスチュアが特徴的である。
第2曲目 イ短調 8分の6拍子 アレグロ
16分音符と8分音符がかみ合うこの曲は、ポリ・リズムに頼ることがない。左右の手はそれぞれに独自のうねりをみせ、その音の動きのしなやかさが際立っている。
第3曲目 ト長調 4分の3拍子 アンダンテ
右手のゆっくりと歩むようなメロディーに、左手のうごめくような3連音符が添えられている。
第4曲目 ホ短調 4分の2拍子 アレグロ
3対5のポリ・リズムの手法がとられている。非和声音が美しく多用されている。そして、最後のピカルディー終止が、この曲の美しさの極めつけとなっている。
第5曲目 ニ長調 8分の6拍子 アレグロ
重音による右手のメロディーに、幅の広い左手の分散和音が添えられている。
第6曲目 ロ短調 8分の6拍子 プレスト
オクターヴを基調としている。メロディーは、途切れがちになったり、引き延ばされたりし、この曲の推進力の変化に寄与している。そして、そのような推進力の変化が、この曲集の締めくくりを築いていると考えられる。
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