312F1/66とは? わかりやすく解説

312F1/66

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/15 03:56 UTC 版)

フェラーリ・312F1」の記事における「312F1/66」の解説

312F1は1965年の末、他チーム先駆けて発表された。シャーシはまだエンジン構造体はしない後部まで延びたセミ・モノコックで、1969年型の312F1/69まで続いたエンジン新規開発行わずスポーツプロトタイプカーの275P2に搭載されていた3.3リッターエンジンをデチューンして搭載した総排気量2989cc、60V型12気筒DOHCボア×ストローク77mm×53.5mm、1シリンダーあたり吸気1・排気1の2バルブ最高出力公称360馬力/10,000rpm。燃料供給ルーカス社製燃料噴射装置採用していた。 タイヤ当初ダンロップ製だったが車体マッチせず、後半戦ファイアストン変更した1966年シーズン開幕当初エースドライバージョン・サーティースのみが312F1をドライブしチームメイトロレンツォ・バンディーニは第2戦までタスマンシリーズマシン流用した246F1-66(158シャーシに2.4リッター"ディーノV6"を搭載)を使用したサーティースは第2戦ベルギーGPポール・トゥ・ウィン達成したが、熟成が遅れる312F1よりも246F1を使用すべきだと訴えてチーム対立した。そして、第3戦の前に行われたル・マン24時間レースでチームマネージャーと衝突しフェラーリから去っていった。 1966年の第7戦イタリアGPでは、吸気2・排気1の3バルブのシリンダーヘッド・ツインスパークが採用された。最高出力公称390馬力/10,000rpm。この地元レースではルドヴィコ・スカルフィオッティとマイク・パークスがワンツー・フィニッシュ果たしたフェラーリ優位予想裏切られ軽量かつ信頼性の高いレプコエンジンを搭載したブラバムがコンストラクターズタイトルを獲得したフェラーリブラバムに次ぐランキング2位だったが、その成績ロータスBRMがH16エンジンに躓いたおかげでもあった。当時フェラーリル・マンフォード全面対決中であり、工場ストライキによりイギリスGP欠場するなど、F1に集中できるようなチーム状況ではなかった。

※この「312F1/66」の解説は、「フェラーリ・312F1」の解説の一部です。
「312F1/66」を含む「フェラーリ・312F1」の記事については、「フェラーリ・312F1」の概要を参照ください。

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