312F1/69
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/15 03:56 UTC 版)
「フェラーリ・312F1」の記事における「312F1/69」の解説
1969年はエンジンのポート配置が再び通常のバンク外排気に戻された。シリンダーヘッドの改良でパワーアップを図ったが、信頼性不足を露呈し、エンジントラブルが頻発した。最高出力は公称436馬力/11,000 rpm。 前年先鞭を付けたウィングは、開発競争によって前後ハイマウント式にまで進化したが、モナコGP中に大幅規制を受け、高さの低い固定式に変更された。 チームの資金難により、前半戦はエイモンの1台体制での参戦にとどまった。エイモンは地元イタリアGPで予選落ちしたあとチームを離脱し、終盤戦はペドロ・ロドリゲスの1台体制になった。シーズン獲得ポイントはわずか7点、ランキング6位という散々な結果に終わり、フェラーリは新開発の12気筒ボクサーエンジンを搭載する312Bに期待をつなぐしかなかった。
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