312T3
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 07:04 UTC 版)
「フェラーリ・312T」の記事における「312T3」の解説
312T3は、1978年の第3戦で初めて導入され、ヴィルヌーヴとロイテマンがドライブした。 この車両のエンジンは515馬力を発生していたが、搭載されていたのは1970年から使い続けている水平対向12気筒エンジンだった。シャシーは完全に新しいものが製造された。新しい構造のモノコックと312T2とは異なる配置のサスペンションが採用され、ミシュラン製ラジアルタイヤに対応した。ボディワークも外観が大きく変更され、より平らな形状のボディ上面によりリアウィングへの気流が改善した。 ロイテマンはブラジルGPで優勝し、ミシュランタイヤに記念すべきF1初優勝を贈った。ロイテマンはさらに3勝を挙げ、ヴィルヌーヴはホームレースの最終戦カナダGPで自身のF1初優勝を挙げた。しかし、グラウンド・エフェクトを先んじて採用したウィングカー、ロータス・79がシーズンを席巻し、フェラーリはロータスに次ぐコンストラクターズランキング2位でシーズンを終えた。シーズン後、ロイテマンはロータスに移籍し、1979年に向けてジョディー・シェクターがチームに加わった。 312T3は1979年の開幕戦と第2戦にも使用され、以後は312T4に置換された。
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