2470系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 07:31 UTC 版)
1966年に登場。1480系の増備タイプであるが、車両番号が不足することから系列が変わったものである。また、窓配置の変更や機器流用などの変更点もある。 編成はモ2470形(偶、Mc) + モ2470形(奇、M) + ク2580形(Tc)の3両編成である。当初はク2580形は切り離せるようになっていた。ただし、1968年製造のモ2470形は2両ずつなのに対し、ク2581形・ク2582形は先立つ1966年、ク2583形は1968年に製造された。これはク1580形の3両をク1780形に改造したことに伴う補充分である。合計7両が製造され、以後の3両編成の増備は2430系に移行した。電算記号はT(70番台)。 車体は、両先頭車は1480系や1600系の設計を踏襲するが、中間車のモ2470形(奇)がモ1480形(奇)と異なって前後が非対称になり、側面窓は一方が2連窓となった。これに伴って座席配置も変更されている。この中間車の窓配置は以後の抵抗制御車両はもとより、車体デザインが変更された1400系・2050系・1200系サ1380形や8810系・9200系までの界磁チョッパ制御車にも引き継がれ、1986年に車体設計を大きく変更したVVVFインバータ制御車が登場するまでの約20年にわたる近鉄一般車両の中間車の車体設計基礎を確立した。
※この「2470系」の解説は、「近鉄1480系電車」の解説の一部です。
「2470系」を含む「近鉄1480系電車」の記事については、「近鉄1480系電車」の概要を参照ください。
- 2470系のページへのリンク