24年組とは? わかりやすく解説

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24年組

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/21 17:07 UTC 版)

24年組(にじゅうよねんぐみ)は、1949年昭和24年)頃の生まれで、1970年代少女漫画の革新を担った日本女性漫画家の一群を指す[1][2][注 1][4]。「花の24年組」とも呼ばれる[5]


注釈

  1. ^ ただし1949年(昭和24年)ごろの生まれであっても岡田史子あしべゆうほ一条ゆかり市川ジュンなど、活躍フィールドが大きく異なったりするため、24年組とは呼ばれない女性漫画家もいる。特に岡田は24年生まれだがデビューが非常に早く、むしろ24年組に影響を与えた先達として別格扱いとなっており、大泉実成は著書『消えたマンガ家3』で「早すぎた24年組」という呼び名を与えている[3][要出典]
  2. ^ 例として萩尾望都『百億の昼と千億の夜』(原作:光瀬龍)『週刊少年チャンピオン』(秋田書店1977年 - 1978年、竹宮恵子『地球へ…』『マンガ少年』(朝日ソノラマ)1977年 - 1980年 、山田ミネコ『最終戦争シリーズ』『リュウ 』(徳間書店1981年 - 1987年などがある。

出典

  1. ^ a b 中川 2013, p. 142.
  2. ^ a b c d 伝説の「24年組」特集”. eBookJapan. イーブックイニシアティブジャパン. 2014年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年5月6日閲覧。
  3. ^ 大泉実成『消えたマンガ家』 3巻、太田出版、1997年12月、[要ページ番号]頁。ISBN 978-4-8723-3360-2 
  4. ^ 繁富佐貴「少女マンガ論の生成期と「24年組」神話」『日本女子大学大学院人間社会研究科紀要』第16巻、日本女子大学、2010年、69-83頁、NAID 110007575983 
  5. ^ a b ヤマダ 2016.
  6. ^ ヤマダトモコ [@yamatomo413] (2016年6月2日). "いずれにせよ「誰を指すのか?」以降で大事なのは、今回の増補でも少し触れていますが、「24年組」という言葉は、おそらく「大泉サロン」以降に登場した言葉で、いくつかの資料を検証した結果山田ミネコさん周辺、つまりマンガ家サイドから出てきた言葉だということ(つづく2)". X(旧Twitter)より2022年10月11日閲覧
  7. ^ ヤマダトモコ [@yamatomo413] (2016年6月2日). "それが、おそらく迷宮発行の同人誌『漫画新批評大系』 周辺から評論用語としてじわじわと広がっていったこと。山田さんや、増山さんの言葉を参照すると、何か共通する作風があるというわけではなく、当時としては特異な作風の(少女)マンガ家を指しているということ(つづく3)". X(旧Twitter)より2022年10月11日閲覧
  8. ^ 鈴木光明『鈴木光明の少女まんが入門』白泉社 1979年、p.417
  9. ^ 山本 順也 - 功労賞 - 第8回 2004年”. 文化庁メディア芸術祭 歴代受賞作品. 文化庁. 2022年10月11日閲覧。
  10. ^ 竹宮 2020, 第8回.
  11. ^ 竹宮 2016, p. [要ページ番号].
  12. ^ 『文藝別冊』 2010, pp. 22–25, 「萩尾望都2万字ロングインタビュー 私のマンガ人生」.
  13. ^ 竹宮 2020, 第11回.
  14. ^ 竹宮 2016, pp. 47–48.
  15. ^ 電子まんがナビゲーター 第2回 竹宮惠子編 その2「「大泉サロン」の時代の巻」(2)


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