24式重機関銃とは? わかりやすく解説

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24式重機関銃

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/07 02:42 UTC 版)

二四式重機関銃
中国人民革命軍事博物館に展示される二四式重機関銃
概要
種類 重機関銃
製造国 中華民国
設計・製造 金陵兵工廠[1]
性能
口径 7.92 mm[1]
銃身長 720 mm[1]
ライフリング 4条/右回り[1]
使用弾薬 7.92x57mmモーゼル弾[1]
装弾数 250発(布ベルト[1]
作動方式 ショートリコイル
全長 1,100 mm(銃本体)[1]
重量 66.4 kg(銃架含む)[1]
発射速度 450 - 500発/分[1]
銃口初速 770 - 870m/秒
有効射程 2,500m
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二四式重機関銃中国語: 二四式重機槍)または寧造二四式七九マキシム重機関銃中国語: 二四式七九馬克沁重機槍)は、国民革命軍の制式重機関銃である。

概要

ドイツで開発されたMG08重機関銃ライセンス生産品である[1]中独合作により、ドイツ兵器局が無償提供した設計図を基に、1915年より金陵兵工廠などが既に生産していたオリジナルのMG08から銃架三脚架にし、対空射撃を可能にするなどの小改良を加えた物である。1935年(民国24年)に量産型が完成したため、二四式重機関銃と命名された。

漢陽兵工廠で生産されていたブローニングM1917重機関銃とともに国民革命軍紅軍双方で国共内戦まで使用された。国共内戦後は徐々にソ連から供与されたPM1910重機関銃SG-43重機関銃(またはコピー品の五三式重機関銃)に置き換えられたが、ベトナム戦争までその姿を見る事ができたという。1960年代には軍から引き揚げられ、民兵の武装用や海外への支援用にまわされた[1]

派生型

MG08/18の様にウォータージャケットを外し空冷式に改めた物がある[2]。これは、三六式重機関銃と命名された[注釈 1]

中国人民解放軍紅軍の後身)は、国共内戦後に二四式重機関銃の使用弾を7.92x57mmモーゼル弾(8mm モーゼル弾)から7.62x54mmR弾に改造して使用した。

脚注

注釈

  1. ^ 「最新マシンガン図鑑」では、「24式空冷マキシム・マシンガン(24式空冷機槍)」としている[2]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k 床井 2006, p. 108.
  2. ^ a b 床井 2006, p. 107.

参考文献

  • 床井雅美『最新マシンガン図鑑』徳間書店、2006年12月15日。ISBN 4-19-892527-5 




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