2025年の出版とは? わかりやすく解説

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2025年の出版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/04 12:51 UTC 版)

2025年の出版(2025ねんのしゅっぱん)では、2025年の出版に関する出来事についてまとめる。

2024年の出版 - 2025年の出版 - 2026年の出版

出版関係の出来事

出版社の設立・倒産、文庫・新書の創刊、雑誌の創刊・休刊、ミリオンセラーの出版などを記載。特記した場合を除き、創刊、休刊・廃刊、復刊の日付は、それぞれ創刊号、最終号、復刊号の発売日である。

1月

  • 1月31日 - 1989年に映画プロデューサーの岡田博(2021年8月没)によって設立され、以来映画関連の書籍を刊行、さらには映画制作も行っていたワイズ出版東京都杉並区)が業務を停止すると共にこの日付で取次の流通も取り止めた。業務停止は1月13日に公式SNSで発表され、理由として「諸般の事情により業務を停止することにした」としている。なお取次の流通取り止め後もメールでの注文は受け付けるという[1]

2月

  • 2月3日 - 福音館書店が1953年に創刊した児童月刊誌『母の友』が休刊。72年の歴史に幕[2]
  • 2月15日 - ダイヤモンド社が発行する週刊経済誌『週刊ダイヤモンド』の2月17日発売予定だった2月22日号で、フジテレビにおける一連の問題を受けて行ったスポンサー企業を対象としたアンケート調査の内容について、企業名と回答内容が一致していなかったことが判明したとして発売を取りやめたことがこの日、毎日新聞の報道で明らかになった。同社は既に書店やコンビニエンスストアなどに搬入していた分については発売せず、また定期購読者に送付した分についてはそのままの内容とし[3][4]、17日に同社ホームページでお詫びと正しい内容を掲載した[5][4]
  • 2月18日 - 2023年に創業者である会長の死去後、株式譲渡を巡り創業者遺族と経営陣が衝突し取締役6人が解任される騒動に発展した語学教材出版の朝日出版社[注 1]が、14日付で同社の創業者遺族から英会話教室大手のNOVAホールディングスに全株式を買収されたことを発表。また解任された取締役6人のうち社長の小川洋一郎ら4人が復帰した[6][7]

3月

  • 3月28日 - 徳間書店の月刊女性タレント誌『月刊エンタメ』(2001年創刊)がこの日発売の5月号をもって休刊。24年の歴史に幕[8][9][出典無効]
  • 3月31日
    • 1964年6月に創刊した旅行業界関連週刊誌『週刊トラベルジャーナル』(トラベルジャーナル発行)が「メディアを取り巻く環境の大きな変化に伴って一定の役割を終えた」としてこの日をもって休刊。約61年の歴史に幕。また同誌のウェブ版『トラベルジャーナルオンライン』も同日付をもって更新を終了[10][出典無効]
    • 北陸中日新聞1960年から発行していた夕刊を休刊、65年に幕[11][出典無効]

4月

  • 4月21日 - 1967年に創刊した老舗鉄道雑誌『鉄道ジャーナル』(鉄道ジャーナル社編集・発行、成美堂出版発売)がこの日刊行する6月号をもって休刊。58年の歴史に幕を下ろした。休刊は1月21日発売の3月号で発表されたもので、理由として「現状を取り巻く出版状況の厳しさも一因となった」とした[12][13][出典無効]

5月

6月

7月

  • 7月1日 - 『はじめてのWindows』や『はじめてのWord』など、パソコン入門書やビジネス書などを刊行していた秀和システム(以下「秀和」と表記、東京都台東区、1974年12月設立[注 2])が債務超過により事業が困難となり、弁護士に法的整理を一任したことをこの日付で通知。2021年にはグループ会社を通じて船井電機(当時)をTOBにより子会社化したが、その後は船井が買収した企業のトラブルやテレビ事業の不振により船井が倒産。さらに秀和自体も信用低下や書籍の返品が相次ぐなど資金繰りが逼迫していた。信用調査会社の東京商工リサーチ及び東京経済によると負債総額は約18億9000万円。出版事業については他社に譲渡する見込み[18][出典無効][19][20]
  • 7月22日(予定) - ワン・パブリッシングのアイドル情報誌『POTATO』(1984年創刊)がこの日発売の9月号をもって休刊。41年の歴史に幕[21][22][出典無効]

脚注

注釈

  1. ^ 朝日新聞社とは資本関係を含め一切関係はない。
  2. ^ 「秀和システムトレーディング」の社名で設立[18][出典無効]

出典

  1. ^ “ワイズ出版が業務停止を発表、映画関連の書籍を多数刊行 「無頼平野」なども製作”. 映画ナタリー. 株式会社ナターシャ. (2025年1月14日). https://natalie.mu/eiga/news/607486 2025年1月14日閲覧。 
  2. ^ “月刊誌「母の友」休刊のお知らせ”. 福音館書店ニュース. (2025年2月7日). https://www.fukuinkan.co.jp/oshirase/detail.php?id=943 2025年2月7日閲覧。 
  3. ^ “週刊ダイヤモンド、最新号の発売取りやめ フジ関連アンケ結果に誤植”. 毎日新聞デジタル. 毎日新聞社. (2025年2月15日). https://mainichi.jp/articles/20250215/k00/00m/040/030000c 2025年2月16日閲覧。 
  4. ^ a b “週刊ダイヤモンド、フジ特集誤記で販売中止”. サンケイスポーツ. 産経デジタル. (2025年2月17日). https://www.sanspo.com/article/20250217-AORDGND7QFKIRCWXZLXBNBS3PY/ 2025年2月17日閲覧。 
  5. ^ 『週刊ダイヤモンド 2025年2月22日号』誤記による書店およびコンビニエンスストアでの発売中止のお詫び”. 株式会社ダイヤモンド社 (2025年2月17日). 2025年2月17日閲覧。
  6. ^ “朝日出版社、NOVA傘下入り 新経営陣が会見「三方よしの解決」”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. (2025年2月18日). https://www.asahi.com/articles/AST2L04L3T2LULFA036M.html?iref=pc_ss_date_article 2025年2月19日閲覧。 
  7. ^ “NOVAHD、朝日出版社を買収 創業者親族から全株取得”. 日経電子版. 日本経済新聞社. (2025年2月18日). https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC1849G0Y5A210C2000000/ 2025年2月19日閲覧。 
  8. ^ “アイドル専門雑誌、休刊ラッシュ 月刊エンタメが24年の歴史に幕…「ポポロ」や声優雑誌など休刊相次ぐ”. Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社. (2025年2月21日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2025/02/21/kiji/20250221s00041000242000c.html 2025年2月21日閲覧。 
  9. ^ “アイドル雑誌の「月刊エンタメ」が休刊、24年の歴史に幕”. 不景気.com. (2025年2月23日). https://www.fukeiki.com/2025/02/gekkan-entame-end.html 2025年2月24日閲覧。 
  10. ^ 旅行業界誌「週刊トラベルジャーナル」が休刊、1964年創刊”. 不景気.com (2025年1月30日). 2025年1月30日閲覧。
  11. ^ 北陸中日新聞が夕刊を休刊、65年に幕”. 不景気. (2025年2月17日). 2025年4月25日閲覧。
  12. ^ “鉄道ジャーナル休刊へ 58年の歴史に幕「好きだったな」「やはり…」”. まいどなニュース. (2025年1月20日). https://maidonanews.jp/article/15591655 2025年1月20日閲覧。 
  13. ^ 老舗鉄道誌の「鉄道ジャーナル」が休刊、1967年創刊”. 不景気.com (2025年1月21日). 2025年1月25日閲覧。
  14. ^ “雑誌「WiNK UP」が休刊、創刊から37年”. 音楽ナタリー. 株式会社ナターシャ. (2025年3月25日). https://natalie.mu/music/news/617186 2025年3月25日閲覧。 
  15. ^ @BIGONEGIRLS (17 June 2025). “読者の皆様へ 休刊のお知らせ”. X(旧Twitter)より2025年6月20日閲覧.
  16. ^ “アイドル誌「BIG ONE GIRLS」が6月号で休刊、15年の歴史に幕”. 不景気.com. (2025年6月18日). https://www.fukeiki.com/2025/06/big-one-girls.html 2025年6月20日閲覧。 
  17. ^ “人気漫画ワンピース第1話収録「偽少年ジャンプ」ネット販売か 所持疑いで男女3人逮捕”. 産経ニュース. 産業経済新聞社. (2025年6月20日). https://www.sankei.com/article/20250620-BC6C4MRK2JKTRHVE26KBBLNJOI/ 2025年6月20日閲覧。 
  18. ^ a b “出版社「秀和システム」が法的整理を弁護士一任、負債19億円”. 不景気.com. (2025年7月2日). https://www.fukeiki.com/2025/07/shuwa-system.html 2025年7月4日閲覧。 
  19. ^ “(株)秀和システム|東京都江東区”. 東京経済ニュース. 東京経済株式会社. (2025年7月2日). https://www.tokyo-keizai.com/archives/86149 2025年7月3日閲覧。 
  20. ^ “秀和システムが法的手続き、船井電機を一時支配していた”. TSR速報. 株式会社東京商工リサーチ. (2025年7月2日). https://www.tsr-net.co.jp/news/tsr/detail/1201519_1521.html 2025年7月3日閲覧。 
  21. ^ “アイドル雑誌「POTATO」7月発売の次号で休刊 創刊41年「心よりありがとうございました」”. nikkansports.com. 日刊スポーツNEWS. (2025年5月20日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202505200000568.html 2025年5月21日閲覧。 
  22. ^ “アイドル雑誌「POTATO」が9月号で休刊、41年の歴史に幕”. 不景気.com. (2025年5月20日). https://www.fukeiki.com/2025/05/potato-end.html 2025年5月21日閲覧。 

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