2022年ソマリア議会選挙
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「ガーバハレ」の記事における「2022年ソマリア議会選挙」の解説
2021年9月17日、ソマリア議会選挙の選挙区が発表され、ゲド地域の選挙会場としてガーバハレが発表された。しかしソマリア連邦政府の一構成国であるジュバランド政府は不満を表明。 2022年2月時点で、ソマリア連邦政府の一構成国であるジュバランドは、ゲド地域全体の領有権を主張していたが、ゲド地域で実効支配しているのはエルワク地区のみで、残りはソマリア連邦政府が直接支配していた。2022年2月、ソマリア首相のモハメド・フセイン・ローブルはガーバハレを訪問し、選挙をガーバハレで行うことをガーバハレの長老たちと合意した。しかしジュバランドは、ガーバハレが連邦政府の支配下にあるからという理由でガーバハレでの選挙を拒否。一方ゲド地域の知事はガーバハレでの選挙を歓迎。 2022年3月16日、英BBCは、ジュバランドがゲド地域選挙をガーバハレ以外での開催を計画している可能性があると報じた。同じ日、プントランドタイムスは、ガーバハレ代表議席の氏族割り当てがマレハン10、マカリン・ウェイン 1、ガサル・グデ 1、ガバーウェイン 1、ガレ 1、ガードサン 1、フィキ・ムフメド 1だと報じた。3月23日のヒラーン・オンライン(英語版)の発表によれば、ジュバランド大統領は選挙をエルワクで行うことを正式に表明。 2022年4月10日、ジュバランド大統領は連邦議会のキスマヨ地区代表者に対して、ゲド地域のガーバハレ地区で選挙することになっている16議席について、国際社会が決めた計画には同意できないと発表した。4月14日、ソマリア連邦選挙実施チーム(FEIT)の議長は、ゲド地域の選挙がガーバハレではなくエルワクで行われると発表した。4月19日、FEITの財務担当者一行がガーバハレを訪問し、先日のFEIT議長の発表はFEITの公式見解ではなく、ガーバハレで予定されている選挙が予定通り行われるよう取り組んでいると説明した。選挙当日までにどちらを正式な選挙場所とするか決着がつかず、4月22日にエルワクでゲド選挙区16議席の選挙が行われ、翌23日にガーバハレで同じ趣旨の別の選挙が行われ、それぞれ16名の当選者が発表された。 5月8日、ソマリア下院議長はゲド地域の選挙について、エルワク地区で行われた選挙を正式なものと認定した。その根拠として、ガーバハレの選挙が連邦間接選挙実施委員会の認定を受けていないためとした。12日、ソマリア連邦首相はエルワクで選出された議員を祝福し、会談を行った。
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