2021/22シーズン:北京オリンピック銀メダル
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「アレクサンドラ・トゥルソワ」の記事における「2021/22シーズン:北京オリンピック銀メダル」の解説
スケートアメリカ直前で脚を怪我するも、4回転を1本にする堅実な内容を質高く滑り優勝した。この負傷で11月のNHK杯を欠場し、代表選考への影響が懸念される中、ロシア選手権に出場。SPは3回転アクセルを失敗して4位に留まるが、フリーでは4回転ジャンプを4本中3本成功させて2位に入り、五輪代表を内定させた。 北京五輪でオリンピック初出場を果たした。SPでは3回転アクセルでの転倒や3回転フリップの軽度の踏切り違反で減点され、3位の坂本花織とは5点差以上の4位に留まる。しかし、フリーでは自らの堅い意志で、4回転5本という成功すれば女子史上初となる異次元の構成に挑んだ。減点もあったがすべて着氷し、自己ベストにして五輪新記録となる、177.13点を叩き出した(TES 106.16)。合計も自己ベストの251.73点を出し、シェルバコワに次ぐ銀メダルを獲得した。しかし、「結果には満足していない。怒りと失望があった」と述べたように、4回転5本跳んでも勝てなかったことや、シニアで主要大会の金メダルを持っていないこと、精神的負担から順位確定後に泣き崩れるなど大荒れの様子を見せた。それでも、4回転フリップ・ルッツと4種類の4回転5本着氷は五輪女子史上初の偉業である。また、フリーの後半に4回転ルッツ-3回転トウループを成功させたのは男女シングルを通じて彼女が史上初だった。
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