2021-22シーズン:北京オリンピック優勝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 07:14 UTC 版)
「アンナ・シェルバコワ」の記事における「2021-22シーズン:北京オリンピック優勝」の解説
6月に足の怪我をしてロシアでの強化合宿を欠席。10月のブダペスト杯では、後輩のマイア・フロミフに敗れて2位に終わった。五輪代表選考が迫る中、11月のGPイタリア大会ではSPの得点が71.73点に留まり、不安を見せた。それでも、フリーでは165.05点の高得点を叩き出し、貫録の逆転勝ちをおさめた。 五輪選考会となるロシア選手権では、SPは2位発進したが、フリーは2度のジャンプ転倒があり4位。1位のカミラ・ワリエワと2位のトゥルソワとは点差があるものの、総合3位に入ったため代表入りしたかと思われたが、トゥクタミシェワが良い演技をしたにもかかわらず総合7位だったことから、代表3枠目に関する論争が起きた(4-6位はジュニア選手なので選考外)。レジェンドのエフゲニー・プルシェンコが2人による再選考会開催を主張したり、記者から直接批判されたりするなど重圧がかかる中、欧州選手権に出場する。SPは69.05点で4位と苦しむが、フリーで4回転フリップを成功させて2位で巻き返し、総合2位に食い込んだ。シェルバコワはこの2日間を乗り越え、代表入りを確定させた。 北京オリンピックで五輪初出場。SPでは制限下での最高難易度となる3回転アクセルは組み込まない堅実な構成をミスなく遂行し、ワリエワに次ぐ2位となる80.20点をマーク。フリーでは、4回転フリップ2本を組み込んだ高レベルな内容を全要素で加点を得る完璧な滑りで披露。4回転5本のトゥルソワにはわずか及ばずも自己ベストの175.75点を叩き出し、合計255.95点で金メダルに輝いた。
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