2021年西尾市長選挙
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 03:31 UTC 版)
告示日約1か月前の2021年5月11日、副市長の近藤芳英が、新型コロナウイルスワクチンの接種を巡り、スギ薬局創業者の杉浦広一会長と妻の昭子相談役の予約枠を優先確保するよう市の担当部署に指示していたことが、中日新聞の報道によって明らかとなった(後述)。近藤が中村に知らせず独断で処理したことを知った市職員の菅沼賢次は「このままの市政では西尾市が壊れてしまう」と、5月16日に市長選出馬を決断。市役所を退職し、5月25日、任期満了に伴う西尾市長選挙への立候補を表明した。6月13日、市長選挙と市議選が告示される。市長選は中村と菅沼の一騎打ちとなった。PFI事業の見直し問題の影響により、各党とも支援候補を決めなかった。市議選の保守系無所属候補の大半も市長選への態度を明確にしなかった。自民党の青山周平は中村を、立憲民主党の重徳和彦は菅沼を支援した。 6月18日夜、自身のフェイスブックに2種類の有料広告を出した。一つの広告は、自身のブログへのリンクを貼った形で「中村けん」の名や重点政策を紹介。もう一つの広告には、候補者名は表示しなかったが、1期4年の実績を強調する言葉を掲載した。公職選挙法152条1項は、選挙期間中に候補者名やそれが類推できる有料のネット広告を禁じている。中村は翌6月19日朝に陣営関係者に確認した際に当該規定を知り、すぐに広告を取り下げた。利用者への表示回数などに応じてフェイスブック側に支払った広告料は1,680円だった。6月20日の投開票の結果、菅沼を破り再選を果たした。 ※当日有権者数:133,061人 最終投票率:65.97%(前回比:-2.08pts) 候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持中村健 42 無所属 現 51,072票 59.69% 菅沼賢次 55 無所属 新 34,495票 40.31%
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