2021年衆院選不出馬
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「古本伸一郎」の記事における「2021年衆院選不出馬」の解説
2021年9月30日、立憲民主党の枝野幸男代表と日本共産党の志位和夫委員長は国会内で会談。次期衆院選に向け共闘すること、立憲が衆院選で政権を取った場合「限定的な閣外からの協力」をめざすことで一致した。10月6日、JAM出身の芳野友子が連合会長に就任。翌7日、芳野は記者会見で「閣外協力はあり得ない」と述べ、野党共闘に拒否反応を示した。また周辺には「労働者のためになることなら与党も野党も関係ない」と語り、自民党に接近する姿勢を見せた。 10月14日、衆議院解散。同日夕、古本は豊田市内のホテルで労組幹部と会見を開き、同月31日執行予定の第49回衆議院議員総選挙に立候補しない意向を示した。古本は「組織内候補が出なければ(超党派連携の)可能性は開ける」と述べ、自民党との連携を模索する全トヨタ労連の方針に従う形での不出馬となり、連合愛知などの関係者に衝撃が広がった。連合幹部は取材に対し、「トヨタの豊田章男社長の一存で決まった。組合はまったく逆らえなかった」と明かした。組合の「与党シフト」も豊田章男の意向であったと言われる。会社として相応の処遇を迫られたトヨタは古本を迎え入れ、同月、古本の肩書は「トヨタ自動車総務・人事部本部付主査」となった。
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