2020年の州旗変更
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「ミシシッピ州の旗」の記事における「2020年の州旗変更」の解説
2020年6月9日、『ミシシッピ・トゥデイ』紙は、議員たちが州旗を変更するための集票と法案の起草を始めたと報じた。この行動は、ジョージ・フロイドの死亡事件の後の数週間に及ぶ全国的な抗議行動を受けてのもので、6月6日にはミシシッピ州知事邸の前でも抗議行動が行われていた。これは、州旗を変更するための実質的な行動としては、2001年の住民投票以来初めてのことである。この法案は、ローリン・ステニスのデザインを新しいミシシッピ州旗として採用するものだった。共和党所属の下院議長フィリップ・ガン(英語版)の支持を得て、議員たちはこの決議案を支持するよう共和党議員に呼びかけた。ガン下院議長は、30人の共和党員からの支持が確保されれば、45人の民主党議員とあわせて下院の委員会の通過が確実になるとしている。6月10日の報道によると、議員たちは、州旗を変更するための決議案を支持する共和党議員を少なくとも20人確保したと考えているが、それ以上の20人の共和党員は反対しているという。議員たちの目標は、この会期での法案の審議を可能にするための規則の一時停止のために必要な、45人の民主党員とともに、少なくとも40人の共和党員を確保することである。6月11日、上院の民主党議員たちは州旗を変更するための決議案を提出した。6月24日、デルバート・ホセマン州副知事は新しい州旗への支持を表明した。他に、リン・フィッチ司法長官、シャッド・ホワイト州監査官、アンディ・ギプソン農業委員、マイク・チェイニー保険委員も支持を表明した。6月27日に行われた投票では、議員が州旗の問題を扱う法案について議論し投票することができるようにするために、議場の規則が中断された。その時点では、州旗を変更する方法について、現行の州旗を廃止するのか、すぐに別の州旗を採用するのか、コンセンサスが得られていなかった。 また、複数の議員によって、ミシシッピ州の第二の州旗を作るプランが提案された。この旗は、南軍のイメージを含まないデザインで、現在の州旗と一緒に使用されることになる。テイト・リーブス知事は、このプランを分離すれども平等の法原理と比較して、もし実施された場合には「この議論のどちらの側をも満足させるものではない」と述べて、このプランを却下した。
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