2006年第8版に掲げられていた単位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 15:45 UTC 版)
「非SI単位」の記事における「2006年第8版に掲げられていた単位」の解説
国際単位系(SI)国際文書第8版(2006年)(廃版)第4章の表7、表8、表9に掲げられていた単位である。正式にはSIとの併用が認められていないが、SIとの換算数値を明記することにより、使用が許容されていた単位である。 表7 SI単位で表される数値が実験的に求められる非SI単位 SIとの併用が認められている単位 4単位:電子ボルト、ダルトン、統一原子質量単位、天文単位(ただし天文単位は2014年の補遺によって、SI併用単位に格上げされていた。) 自然単位系 4単位:速さの自然単位(真空中の光の速さ)、作用の自然単位(換算プランク定数)、質量の自然単位(電子質量)、時間の自然単位 原子単位系 6単位:電荷の原子単位(電気素量)、質量の原子単位(電子質量)、作用の原子単位(換算プランク定数)、長さの原子単位・ボーア(ボーア半径)、エネルギーの原子単位・ハートリー(ハートリーエネルギー)、時間の原子単位 表8 その他の非SI単位 9単位: バール、水銀柱ミリメートル、オングストローム、海里、バーン、ノット、ネーパ、ベル、デシベル 表9 CGS単位系およびCGSガウス単位系に属する非SI単位 10単位:エルグ、ダイン、ポアズ、ストークス、スチルブ、フォト、ガル、マクスウェル、ガウス、エルステッド 10単位 (注)このうちガル(Gal)については第9版表8の欄外注に掲げられており、やや特別な扱いになっている。 以上の表7、表8、表9の単位のうち、天文単位(ただし2014年の補遺によって既にSI併用単位となっていた。)、ダルトン、電子ボルト、ネーパ、ベル、デシベルの6単位(およびガル)は、第9版(2019年)のSI併用単位に格上げされ、残りの単位は全て第9版からは削除された。
※この「2006年第8版に掲げられていた単位」の解説は、「非SI単位」の解説の一部です。
「2006年第8版に掲げられていた単位」を含む「非SI単位」の記事については、「非SI単位」の概要を参照ください。
- 2006年第8版に掲げられていた単位のページへのリンク