2004 PR107とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 2004 PR107の意味・解説 

2012 SQ31

(2004 PR107 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/08 08:09 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
2012 SQ31
分類 小惑星
軌道の種類 小惑星帯[1]
発見
発見日 2004年8月11日[2]
発見者 L. H. Wasserman et.al.
軌道要素と性質
元期:TDB 2456600.5 (2013年11月4.0日)[1]
軌道長半径 (a) 2.25970983(7) AU[1]
近日点距離 (q) 1.9384098(6) AU[1]
遠日点距離 (Q) 2.58100981(8) AU[1]
離心率 (e) 0.1421864(3)[1]
公転周期 (P) 1240.73045(6) 日
(3.40 年)[1]
軌道傾斜角 (i) 003.85460(1) 度[1]
近日点引数 (ω) 316.9353(3) 度[1]
昇交点黄経 (Ω) 078.0244(2) 度[1]
平均近点角 (M) 104.2720(2) 度[1]
EMoid 0.946713 AU[1]
前回近日点通過 JED 2456241.1292(5)
(2012年11月9日)[1]
次回近日点通過 JED 2457481.8597
(2016年4月3日)
物理的性質
絶対等級 (H) 17.9[1]
別名称
別名称
2004 PR107
2009 YS20[1]
K04PA7R
K12S31Q
K09Y20S[3]
Template (ノート 解説) ■Project

2012 SQ31 とは、小惑星帯に属する小惑星の1つ[1]。かつては準惑星にもなりうる巨大な太陽系外縁天体と考えられていた[4]

発見

2012 SQ31 は、2004年8月11日セロ・トロロ汎米天文台の L. H. Wasserman らによって発見された。この時点での仮符号は 2004 PR107 であった。この時には8月13日との計2回しか観測が行われず、すぐに行方不明となった[2]。この時点では、軌道長半径45.75AU軌道離心率0.148という太陽系外縁天体であると推定された。絶対等級は4.6と推定され、推定直径は529kmという巨大な天体であると推定された[4]。このため、一時的には準惑星に分類される基準を満たしているとされ準惑星の候補天体にリストアップされ、同時に行方不明となった天体では最も巨大であると考えられていた[5]

その後、2012年9月18日スペースウォッチによって発見された 2012 SQ31 の軌道が調べられ、2004年の 2004 PR107 、および2009年12月27日に同じくスペースウォッチが発見した 2009 YS20 と同一の天体である事が確かめられた。これにより、2004 PR107 は太陽系外縁天体ではなく、もっとずっと近い小惑星帯の天体である事がわかった。また直径の根拠となる絶対等級も17.9と小さく改められたため、2012 SQ31 が準惑星候補であることはなくなった。また、同時に発見以前の2002年にも観測されている事が判明した[6]

軌道の性質

2012 SQ31 は軌道長半径2.26AUという、小惑星帯のやや内側に位置する天体で、軌道離心率は0.14、軌道傾斜角は3.86度と比較的小さい。この軌道を3.40年かけて公転している[1]

2012 SQ31 は、1961年6月9日ヘーベに対して679万kmまで接近していた[1]

物理的性質

先述の通り、かつては絶対等級4.6、直径529kmの巨大な天体と考えられていたが、現在では17.9と小さく改められている[1]。太陽系外縁天体の時と同じく、アルベドを0.09と仮定すると、直径は1.2kmという微小な大きさとなる[4][7][8]

出典

[脚注の使い方]

「2004 PR107」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「2004 PR107」の関連用語

2004 PR107のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



2004 PR107のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの2012 SQ31 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS