2位力士の記録など
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年間2位の最多勝は、1978年の2代若乃花の78勝12敗(最多勝は、当時の年間最多勝記録だった北の湖の82勝)。ちなみに2代若乃花は、年間最多勝無経験の力士の最多記録でもある。 年間2位記録回数の最多力士は、千代の富士・武蔵丸・日馬富士の4回(千代の富士と武蔵丸は同率2位を含む)。このうち千代の富士は3回、武蔵丸は2回年間最多勝を記録したが、日馬富士は1度も年間最多勝を獲得出来なかった。 年5場所優勝で年間最多勝を逃したのが1966年の大鵬(69勝6敗15休)。1月場所全休のあと5連覇で柏戸(71勝)を追ったが2勝届かなかった。 1971年の玉の海は9月場所まで68勝7敗と年間80勝を上回るペースだったが、場所後の同年10月11日に急死。同年の最多勝は北の富士が受賞(73勝)。 1988年に53連勝を達成し年4場所優勝した千代の富士も、3月場所に全休が有り70勝5敗15休の成績ながら、旭富士(73勝)に3勝差の2位。千代の富士の年間勝利2位4回は歴代最多タイだが、その全てが優勝回数では最多勝力士を上回りながらのものだった。 最も差をつけられた2位力士は、2005年の琴欧洲の59勝で、年6場所を全て優勝した朝青龍(84勝)とは25勝の差。 2017年の年間最多勝は白鵬の56勝だが、途中休場(1場所)、全休(1場所)が有りながらも受賞。年間2位は御嶽海(最高位・関脇)と貴景勝(当時最高位・前頭筆頭)の54勝で、二人共に優勝・同点が無く大関昇進もなかった(特に貴景勝は同年1月場所が新入幕で、三役も未経験)。 それから2年後、2019年の年間最多勝は朝乃山(当時最高位・小結)の55勝だが、7勝8敗の皆勤負け越しが2場所有りながら受賞(ほか2019年中の横綱・大関・関脇陣は2017年と同じく、全て負越・休場の影響で勝数が少なかった)。年間2位は阿炎(最高位・小結)の54勝で、同年では幕内力士唯一6場所全てを勝ち越したが(10・8・10・8・9・9勝)、優勝・同点も関脇昇進もなかった。
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