1990年代の再建計画
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「ロイヤル・オペラ・ハウス」の記事における「1990年代の再建計画」の解説
1960年代に円形客席部分の拡張など小規模の改装が実施されていたが、根本的な大改装が必要であるとの意見が次第に強まっていた。1975年労働党政府は長期間におよぶ改装工事に使用するため、隣接する土地を歌劇場へ与えた。1995年には資金のめどが付き、翌1996年から2000年までの4年間を用いて大規模な改装工事に取りかかった。 観客席以外の大部分および歌劇場に隣接する建物を取り壊し、全ての部分を大きく拡大させることが計画された。新しい歌劇場は以前の倍にもおよぶ容積を有している。 新歌劇場は以前と同様の馬蹄型観客席を有しているが、技術設備、リハーサル用設備、オフィス、教育用施設など新しい機能が盛り込まれた。地下にはリンブリー・シアターと呼ばれる新しい劇場が設けられた。歌劇場に隣接し、コヴェント・ガーデン・マーケットとして利用されていた旧フローラル・ホールも、歌劇場の一部として取り込まれた。現時点ではヨーロッパにおける最も近代的な設備を誇る歌劇場となっている。
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