1987年のヤクルトスワローズ (1987ねんのヤクルトスワローズ)では、1987年のヤクルトスワローズ の動向をまとめる。
この年のヤクルトスワローズは、関根潤三 監督の1年目のシーズンである。
概要
Bクラス脱却とチーム再建のため、1984年 まで大洋 の監督だった関根潤三を新監督に招聘。関根新監督は広沢克巳 や池山隆寛 などの若手を積極的に起用したが成績には結びつかず、開幕後は大洋との4位争いが続いた。4月末には退団のマーク・ブロハード に代わってボブ・ホーナー が来日すると本塁打を量産し、ホーナーに影響された打線も打ちまくり本塁打数は2位の中日 に次ぐ159本塁打とリーグ2位。親会社のヤクルト本社の株価が急上昇するなど、「ホーナー旋風」が球界に吹き荒れた。投手陣では2年目の伊東昭光 がエースとなり、尾花高夫 や高野光 などもそれなりの成績を残したが防御率は4.51とリーグ最下位。リリーフ陣の不調もあり、借金返済はならなかった。それでも大洋の追い上げを振り切って4位まで順位を上げ、関根監督の1年目はまずまずのスタートとなった。カード別成績では巨人 ・中日とマッチレースを演じた広島 に13勝12敗1分と勝ち越したが、巨人には7勝16敗3分と大きく負け越し優勝のアシスト役になってしまった。
レギュラーシーズン
1987年セントラル・リーグ順位変動
順位
4月終了時
5月終了時
6月終了時
7月終了時
8月終了時
9月終了時
最終成績
1位
巨人
--
中日
--
巨人
--
巨人
--
巨人
--
巨人
--
巨人
--
2位
広島
1.5
巨人
0.0
広島
2.0
広島
3.5
中日
4.0
広島
7.5
中日
8.0
3位
中日
3.0
広島
3.5
中日
4.0
中日
6.0
広島
5.5
中日
8.5
広島
11.5
4位
大洋
5.0
ヤクルト
10.5
ヤクルト
11.5
ヤクルト
16.0
ヤクルト
16.0
ヤクルト
17.0
ヤクルト
19.5
5位
ヤクルト
5.0
大洋
10.5
大洋
12.5
大洋
20.0
大洋
18.0
大洋
20.0
大洋
22.5
6位
阪神
6.5
阪神
13.5
阪神
17.0
阪神
29.5
阪神
31.5
阪神
34.0
阪神
37.5
個人成績
主要オーダーと主な打撃成績
選手名
打率
HR
打点
盗塁
タイトル
1
中
荒井幸雄
.301
9
38
2
新人王
2
二
渋井敬一
.198
6
19
6
3
左
杉浦享
.304
24
73
3
カムバック賞
4
三
ホーナー
.327
31
73
0
5
一
レオン
.300
22
73
0
6
右
広沢克己
.284
19
60
9
7
捕
八重樫幸雄
.280
9
47
2
8
遊
池山隆寛
.250
13
46
3
外
小川淳司
.240
11
31
2
内
角富士夫
.217
5
12
0
内
桜井伸一
.258
0
7
1
外
栗山英樹
.196
0
5
0
外
若松勉
.377
3
16
0
主な投手成績
10試合以上先発
選手名
試合
先発
防御率
勝
敗
S
タイトル
尾花高夫
33
29
3.96
11
15
3
伊東昭光
31
31
4.27
14
11
0
荒木大輔
31
25
5.07
10
9
0
高野光
38
14
4.02
7
6
11
宮本賢治
38
11
4.52
5
6
2
矢野和哉
28
12
5.09
6
6
0
その他の投手(40イニング以上)
阿井英二郎
36
5
6.49
5
5
1
西岡剛
27
2
3.75
0
2
0
中本茂樹
40
0
3.42
0
0
3
酒井圭一
28
0
3.95
0
1
0
梶間健一
37
1
4.01
0
3
2
オールスターゲーム1987
選手・スタッフ
監督
一軍コーチ
二軍監督・コーチ
投手
捕手
内野手
外野手
[ 2]
表彰選手
ドラフト
出典
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代