1972年の共著「構造化プログラミング」とは? わかりやすく解説

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1972年の共著「構造化プログラミング」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 06:17 UTC 版)

構造化プログラミング」の記事における「1972年の共著「構造化プログラミング」」の解説

1972年共著Structured Programming」は計算機科学界の錚々たる三名による三章構成で、第一章エドガー・ダイクストラの「structured programming」、第二章アントニー・ホーアの「data structuring」、第三章オルヨハン・ダールの「hierarchical program structuresとなっていた。結びの章の「階層的プログラム構造」を著したダールはSimula67の開発者である。Simula67はオブジェクト指向プログラミング草分けであり、この章名から継承によるクラス階層構造重視していたことが伺える。ダイクストラ構造化プログラミングは、制御構文構造化定理構造化設計の影に隠れながらも、Simula67をモデルにしたオブジェクト指向プログラミング発展の歴史組み込まれ受け継がれていったと言える1983年C++開発したビャーネ・ストロヴストルップは「What Is Object-Oriented Programming?」において、オブジェクト指向抽象データ構造階層的プログラム構造発展形として解説し同時にSimula67の言語仕様紹介している。 ダイクストラ提唱構造化プログラミング支持するドナルド・クヌースは、1974年自著Structured Programming with go to Statements」を発表しその中でgoto-lessの本質に関する補足解説加えている。これは当時goto文論争一つ区切り付けるものであったが、幅広い認知を得るには到らずgoto文論争1980年代になって散発的に繰り広げられた。1970年代後半からマイコン普及してBASICなどを扱うパーソナルユーザーが増えると、goto命令使わないのが構造化プログラミングといった見解取り上げられて再び議論が始まるなど、この論争影響後年まで根強く残っている。

※この「1972年の共著「構造化プログラミング」」の解説は、「構造化プログラミング」の解説の一部です。
「1972年の共著「構造化プログラミング」」を含む「構造化プログラミング」の記事については、「構造化プログラミング」の概要を参照ください。

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