コルト1000/ 1100/ 1200/1500
コルトとは3~4歳の若い馬のこと。1000は1963年7月に登場した。3ボックスの4ドアセダンで、スタンダードとデラックスがあった。エンジンは直4の977cc・51ps、125km/hを公称した。東京店頭渡し価格は56万8000円と64万8000円。64年9月、スキャットと呼ぶATモデルを発売。
65年10月、1500を追加した。直4の1498cc・70psエンジンを積み、4速MTで最高速145km/hといわれた。このタイプは丸4灯のヘッドランプというスタイルだった。従来の1000も併売したが、66年9月にはエンジン排気量を1100ccに拡大し、スポーティ・デラックスというタイプに変わった。12月には1500スポーツセダン発売。70psの出力は変わらず、145km/hの最高速(公称)も同じだったが。4速MTはフロアタイプとなった。タコメーターが付いた。
68年5月、大がかりなマイナーチェンジがあり、ヘッドランプが異形の角2灯式になった。クルマの印象は大きく変わって、高級感を増した。2ドアセダンも加わり、エンジンは1.2Lと1.5Lの2本立てに。8月にはスポーティバージョン1500スーパースポーツ(2ドアと4ドア)を設定した。ステアリングホイールはナルディ風3本スポークでタコメーターも備えていた。1.5Lエンジンも圧縮比を8.5から10.0に高め、SUツインキャブを装着して85ps/5500rpmまでチューニング。4速MTで最高速は公称155km/hだった。
69年4月に1200/1500のマイナーチェンジがあり、国産初のリッド・アンテナを装着した。5月、1.2Lエンジンの出力を4psアップ。10月にマイナーチェンジを行ったあと、71年まで生産を続けたが、実質は69年10月にコルト・ギャランという車名を発表(12月発売)した時点で終わった。
コルト800/ 1000/ 1100
コルトとは英語で若駒のこと。若々しく躍動的な感じから、伸びゆく三菱乗用車のシンボルとして命名した。800が出現したのは1965年11月。2ドアのファーストバックスタイルで、独立したトランクをもつクルマだった。エンジンは2サイクルの水冷直列3気筒843cc、最高出力45ps/4500rpm、最大トルク8.3kg-m/3000rpmを発生、4速MTを介して最高速120km/hを公称した。東京店頭渡し価格はスタンダードが40万円、デラックスは44万8000円だった。
66年9月、1000ccエンジンの1000F発売。エンジンは4ストローク4気筒と本格的になり、977ccで55ps/6000rpm、最大トルク7.5kg-m/3800rpmを発生した。ただしスタンダードは従来と同じエンジンだった。ボディタイプも同じだった。が、67年12月にリヤハッチをもつ3ドア車をバリエーションアップ。
68年8月、1000Fに4ドア車を設定。EK44型1100ccエンジン搭載のスポーツタイプも新設した。2ドアと3ドアハッチバック両タイプがあった。11月、ハッチバック車にSUツインキャブ装備のスーパースポーツを追加した。この直後に800は消滅。
69年5月、マイナーチェンジにより1100Fのネーミングを11Fに変更。2ドアと4ドア、3ドアハッチバック車があった。1000Fは消え、1100ccエンジン1本の体制となった。が、11月の内外装の変更を最後にギャランにバトンタッチ、使命を終えた。
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