1000系導入による置き換え
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 01:19 UTC 版)
「営団01系電車」の記事における「1000系導入による置き換え」の解説
2010年度時点での東京メトロでは、工場検査の入場時期となる4年を基準に車両改修時期を定めており、本系列に関しても車両改修時期に達していたものの、ホームドアの設置や昇圧が検討段階にあった。しかし、銀座線車両は小形であり、これらの対応改造などが困難であったことから、1000系車両の導入に伴い置き換えられることになった。 置き換え車となる1000系は2012年4月11日から1編成が営業運転を開始した。2013年度に入り、第31編成(2013年4月1日付け除籍)を皮切りに本系列の廃車が開始されており、2017年3月10日をもって最後に残った第30編成が営業運転を終了、12日の中野検車区への廃車回送を兼ねた臨時団体列車をもって完全引退した。 廃車された車両のうち第35・36編成は西鉄筑紫工場での改造を経て熊本電気鉄道へ譲渡され、同社の01形となった。 また、複数箇所で車両の保存が行われている。 中野車両基地にて01-101編成のうち3両が動態保存されている。 東西線葛西駅高架下にある地下鉄博物館では、2016年(平成28年)7月12日に開館30周年を迎えたことを記念し、同日より本系列の展示を開始した。展示されたのは第29編成の渋谷方先頭車01-129で、先頭部のみのカットモデルではあるものの本系列の展示はこれが初の事例である。 東京大学柏キャンパスにて01-130編成(銀座線での最後の営業運転を行った編成)の6号車(01-630号車)が実験用に使われている。
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