円相場
英語:exchange rate of the yen、yen rate
外国為替市場での円と他国通貨との交換比率のこと。
日本においては、円相場は米ドル(アメリカ合衆国ドル)との交換比率を指すことが多い。
円相場は、「1ドル79円18銭」のように表すことが多い。また、他国通貨と区別するために、「78.50(USD/JPY)」や「110.97(EUR/JPY)」のように通貨ペアを併記することもある。
円相場では、円に対する評価が高くなれば円が買われるために円高へ推移する。一方、円に対する評価が低くなれば円が売られるために円安へ推移する。
ちなみに、「東京円相場」や「オセアニア円相場」、「ニューヨーク円相場」といったように、「円相場」の前に都市名や地域名をつけることがある。これは、それぞれの都市や地域の市場がオープンしている時間帯での円相場を表す。
円相場(えんそうば)
「円」が為替相場で値上がりすることを円高と言う。たとえば昨日のレートが1ドル120円で、今日、1ドル110円になれば、10円の円高である。
景気がいいと、一般的に円高傾向である。日本企業の成長が期待できるときは、海外投資家は円を通じて、積極的に日本企業の株式を購入する。結果、相対的に円の需要は高まる。
1973年の変動相場制導入から1985年までは、円はおよそ1ドル=200~300円だった。1985年、プラザ合意を受けて急激に円高が進んだ。1995年4月には、円は1ドル=79.75円の最高値を記録した。いわゆる<バブル>の時期である。
しかしバブルもはじけ、円安傾向が進み、1998年6月には1ドル=140円台になった。最近は、円が1ドル=120円前後にまで値を戻している。
(2000.01.28更新)
円相場
「円相場」の例文・使い方・用例・文例
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