にねん‐そう〔‐サウ〕【二年草】
読み方:にねんそう
「二年生植物」に同じ。
二年生植物
(二年草 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/11 05:01 UTC 版)
![]() |
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。2018年10月)
( |

二年生植物(にねんせいしょくぶつ、biennial plant)は、1回の生活環を完了するのに2年を要する植物のことである。二年草、二年生草本、とも言う。一年生植物や多年生植物などに比べて、二年生植物となるものは非常に少ない。
概要
二年生植物は、1年目には茎や葉、根などの栄養器官を形成して、そのまま休眠して越冬する。そして2年目の春、あるいは夏に開花し、種子を生産して枯れ、生活環を終える。多くの二年生植物は、1年目には茎が短く、葉はロゼット状になっているが、2年目には茎が伸長し、薹(とう)が立つ。また二年生植物の開花には、通常春化(一度低温期間を経験すること)が必要となる。ただし、厳しい気候条件下では、二年生植物の生活環は非常に短期間(3-4ヶ月)で終わることも多い。そのため地域によっては、二年生植物が一年生植物のように生育していることもある。
園芸や農業の分野においては、ある植物が一年生、二年生、あるいは多年生のどの生活環をとるかは、生育環境や栽培目的などによって異なってくる。例えば二年生植物から種子あるいは果実を収穫したい場合は二年間生育させるが、食用となる葉や根を収穫する際には、本来二年生植物であっても一年間だけ生育させて収穫することになる(つまり一年で生活環を終える)。後者の例としては、テンサイやキャベツ、レタス、パセリ、ニンジンなどがある。 また栽培する際の条件が悪いと、本来二年生となる植物が1年で生活環を終える(越冬できない)などといった場合もあり、逆に生育環境が良好であった場合には、本来一年生であった植物が、二年生あるいは多年生のような生活環をとることもある。
二年生植物の例
脚注
- ^ “Detailed Information on Sweet William Dianthus barbatus”. Dave's Garden. 2011年4月3日閲覧。
関連項目
二年草
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/17 07:19 UTC 版)
園芸上は、発芽してから開花・結実して枯れるまで、一年以上・二年以内のものを二年草という。春播きのジギタリス、秋まきのカンパニュラがよく知られている。
※この「二年草」の解説は、「播種」の解説の一部です。
「二年草」を含む「播種」の記事については、「播種」の概要を参照ください。
「二年草」の例文・使い方・用例・文例
- 一年草、二年草または多年生草本:キンポウゲ
- ヨーロッパ産二年草で、かつては葉から青の色素を採るために栽培された
- 青色、スミレ色、または白色の花を目的に、広く栽培されるヨーロッパの二年草
- 晩に黄色い花が開く北アメリカ東部の粗目の二年草
- マツヨイグサ属の二年草あるいは多年草の昼咲きの花
- 強い毒性の二年草の小さな属:ドクニンジン
- ヨーロッパの二年草で、栽培の過程で風味が増した長い紡錘状の根をもつ
- 梔子草という,ゴマノハグサ科の二年草
- スズフリバナという,トウダイグサ科の二年草
- マリア薊という,キク科の二年草
- シロツメクサという,まめ科の二年草で葉がクローバーに似ている植物
二年草と同じ種類の言葉
- 二年草のページへのリンク